15日に今シーズンの営業が始まる立山黒部アルペンルート。そのアルペンルートで2024年まで運行されていた日本最後のトロリーバスの車両が、富山県立山町の古民家に14日運び込まれました。今後、地域のシンボルとして活用されます。
立山連峰を仰ぐ田園地帯。その一角に現れたのは日本最後の「トロリーバス」。
立山黒部アルペンルートでおよそ30年にわたり乗客を運んだ車両です。
立山トンネルで走っていたトロリーバスは、部品の調達などが難しくなったことから2024年11月で運行を終了し、その後、高岡市の解体業者が6台を取得。
その残されていたうちの1台が、14日に立山町下段の古民家の敷地に運び込まれました。座席などは今も運行当時のままです。
*白雪農園 坂口創作代表
「今でも走りそうな感じですよね」
立山町の坂口創作さん。農園や牧場、ゲストハウスの運営などを営んでいます。
解体業者から車両を買い取り、自身が管理する古民家の敷地に設置しました。
*白雪農園 坂口創作代表
「ラストランの年に乗せてもらって、これが日本で走らなくなるって聞いたとき、何とかして立山に残せないかなという思いが湧き上がって」
地域を盛り上げようと活動している坂口さん。この場所を新たに農産物の販売や飲食なども楽しめる手作りの「道の駅」、名付けて「立山ベース」として活用しようと考えています。
そのシンボルとして設置を決めたのがトロリーバスでした。
今後は利用者から保存協力金を募り、車両の維持管理などを行う予定です。
*白雪農園 坂口創作代表
「何よりも立山の眺めが素晴らしいところなので、立山とバスをセットで見られる場所ですので皆さんに遊びに来てほしいですね」
地元に残った立山の歴史遺産。トロリーバスは今月17日から公開します。