四国電力は4月14日、坂出市の番の州工業地帯にある坂出発電所の3号機と、徳島県阿南市の阿南発電所3号機を廃止すると発表しました。

2カ所とも同社の火力発電所で、坂出発電所は昭和の高度成長期の経済発展に伴い、急増した電力消費に対応するために建設されました。1973年4月から稼働を始めた3号機は重油、原油、石炭を蒸し焼きにして作るコークス炉から出る、コークスガスを燃料にしています。


コークスガスは近くにある三菱ケミカル香川事業所から供給を受けていましたが、三菱ケミカルグループは2026年2月に、2027年度下期で中国の過剰生産などの影響を受け、コークスの事業から撤退するとすでに発表しています。

四国電力ではコークスガスの受給ができなくなり、石油だけでの対応が必要になることに加えて、設備も老朽化していることから、3号機を2027年度下期をめどに廃止することを決めました。

一方、阿南発電所は四国電力初の重油火力発電所として1963年7月に運転を始めました。3号機は設備の老朽化で2026年1月から休止していましたが、2026年6月をめどに廃止します。すでに1号機、2号機、4号機は廃止されています。

坂出と阿南の2基の廃止で、四国電力の石油火力発電は全廃となります。

岡山放送
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