明治9年創業の老舗、福井市高柳の乾物卸売り業「高岡」が福井地裁から破産手続きの開始決定を受けたことがわかりました。
  
帝国データバンク福井支店によりますと、同社は1876年(明治9年)に創業した県内でも屈指の歴史を持つ乾物卸業者です。
  
県内2カ所の卸売市場に拠点を置き、塩干海産物や漬物、冷凍食品などを幅広く取り扱い、地域の食品スーパーや個人経営店や市場内での対面販売などを行い、2005年3月期には約14億7600万円の売り上げを計上していました。
  
しかしその後、大型量販店の進出が相次ぎ、主な取引先であった個人商店の廃業が続き、大口顧客からの価格競争も激しくなったことで収益性が大幅に低下。2016年以降は赤字が続き、2021年3月期の売り上げは約4億8000万円にまで落ち込んでいました。
  
市場内店舗の撤退や所有物件の売却などにより債務の圧縮に努め、去年11月には県内の同業者へ事業譲渡して事後処理を進めてきましたが、今回の措置に至りました。
 
負債は、債権者約16人に対し、約3億9100万円です。

福井テレビ
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