運転手不足解消の一手として期待されている自動運転バスで事故が発生した。新潟県弥彦村が運行するバスが12日、男女2人と衝突。事態を重く見た弥彦村は、今後の運行については慎重に判断していくとしている。
自動運転バスが男女2人と衝突
4月13日に弥彦村が急遽開催した会見。
「負傷された方に対して、心よりお見舞い申し上げますととともに、このような事故が発生したことについて、弥彦村としても深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」
弥彦村の本間芳之村長が謝罪したのは12日に発生した事故について。
事故を起こしたのは、弥彦村が運行する自動運転バス『ミコぴょん号』だ。
12日午後2時すぎ、弥彦村の観光施設・おもてなし広場で近くを歩いていた40代男性と30代女性に衝突した。
2人は頭や足から出血するなどして病院に搬送されたが、命に別条はないという。
手動に切り替え運転中「通常道路を走るべきところ歩道のほうに…」
一体なぜ事故は起きたのか?
事故現場の手前55m付近では、歩行者を検知したため、バスは運転を停止。

その後、オペレーターが手動に切り替えて歩行者を回避して運転を再開したが、弥彦村の宇野誠地域交通対策室長は「何らかの原因で、歩道と車道の境目にいた歩行者の方に接近していき衝突してしまった」と説明。
自動運転中の事故ではなく、オペレーターがゲームのコントローラーのようなものでバスを操作している際に事故は発生した。
また、宇野室長は「通常、道路を走っているべきところ、歩道のほうに行ってしまったというところで何かしら原因があるのではないかと調査しているところ」と話した。
自動運転バス導入以降3回目の事故…今後の運行は「慎重に判断」
2024年に弥彦村が自動運転バスを導入以降、事故はこれで3回目。

過去の2回は、いずれも物損事故で人的ミスによるものだったが、弥彦村は警察などと連携しながら事故の原因を調査していく方針だ。
本間村長は「今後につきましては、人身事故を発生させたという事態の重大性を鑑み、関係機関とともに協議をしながら村として慎重に判断をしてまいりたい」と述べ、今後の運行については慎重に判断していくとしている。
