アメリカとイランによる戦闘終結に向けた初めての協議が、仲介国のパキスタンで始まりました。
ホルムズ海峡の開放などをめぐり、厳しい交渉が続いているとみられます。
アメリカとイランの協議は、パキスタンの首都イスラマバードで日本時間の11日夜9時ごろから始まりました。
協議はパキスタンを交えて対面で行われ、アメリカ側からはバンス副大統領やウィトコフ特使らが参加し、ロイター通信によりますと、イラン側からはガリバフ国会議長やアラグチ外相らが出席し、休憩を挟みながら続けられました。
イギリスのフィナンシャル・タイムズは、交渉担当者の話として、ホルムズ海峡をめぐって「膠着(こうちゃく)状態が続いている」と報じていて、イラン側が海峡の通航料徴収や管理継続を主張したのに対し、アメリカ側は「共同管理案」を提案しましたが、イラン側は拒否しているということです。
イラン革命防衛隊に近いタスニム通信も「ホルムズ海峡が深刻な対立点の一つだ」と伝え、合意に至らない場合、翌日に再び交渉が行われる可能性があるとしています。
交渉ではイランの核開発の放棄や制裁解除、イスラエルによるレバノンへの攻撃停止なども議題に上っているとみられますが、両者による立場の隔たりは大きく、着地点が見いだせるか注目されます。