バレーボールSVリーグ男子第21節GAME1で、ホーム最後の2連戦に臨むヴォレアス北海道は、ホームのリクルートスタッフィングリック&スー旭川体育館で東京グレートベアーズと対戦しました。試合前には、今季限りでの退団が決定している張育陞(チャンユーシェン)選手がファンに挨拶をしました。

 張選手は、見守るファンの前で「この7年間、本当にありがとうございました。旭川で過ごしたこの日々は、特別で忘れられない時間でした。これまでずっと応援してくれた皆さんの存在が、自分にとって本当に大きく、今の自分があると思います。本当にありがとうございました」と感謝を伝えました。退団の理由については、「もちろん皆さんと離れるのは本当に寂しいですが、プロ選手としてさらに成長するために、新しい環境に挑戦していきたい」と決断の背景を明かしました。

 在籍した7シーズンで印象に残っている試合には、2023年に当時V2だったヴォレアス北海道がV1昇格を決めたチャレンジマッチを挙げました。「1年間、本当に頑張ったシーズンだったので、負けたらそのシーズンの努力が無駄になるという気持ちがありました。大事な試合でしっかり勝つ事ができて、本当に嬉しかった」と振り返りました。

 さらに、来シーズンも日本でプレーする意向であることを明かし、「旭川での最後のホームゲーム。悲しい雰囲気にはしたくないので、皆さんと最後まで思いっきり楽しみたいです。自分もしっかり準備して、皆さんの前で勝利を届けられるよう頑張ります」と話すと、会場からは暖かい拍手が送られました。

 試合は序盤から接戦となりました。第1セットは23-23から振り切られ、23-25でセットを落とすと、続く第2セットもリードを奪う場面がありながら相手を突き放せず、21-25と連取されます。それでも第3セットは終盤にもつれる展開の中、キャプテンの池田幸太選手のスパイクや井上仁選手のブロックなどで27-25と取り返しました。しかし、第4セットは序盤の連続失点が響き、セットカウント1-3で敗戦となりました。

 この日、13得点と攻撃をけん引した池田選手は試合後、「何としてもチームとして勝利を収めたかったですが、結果は1-3で敗戦となりました。終始、グレートベアーズのサーブに苦しめられた点と、レフトサイドからの攻撃をなかなか止められなかったのが大きかった」と試合を分析。「サーブミスも多かった」と反省も口にしました。

 12日のホーム最終戦に向けては、「今シーズンの締めくくりの1つになると思いますし、このチームを去っていくメンバーのためにも、何としてでも明日の試合に勝ちたい気持ちがあります。10月から戦ってきた中で、たくさん応援してくださったファンの方々の目の前で今シーズン試合できるのも最後なので、勝利をつかみ取り、この旭川の地でみんなで喜びを分かち合いたい」と意気込みを語りました。


 また、随所に好守を見せたリベロの外崎航平選手は、「もう1点欲しい場面でシャットされたり、相手のサーブで取られたりと、細かいところをもう少し取れていれば、流れや雰囲気も違ったと思う」と試合を振り返りました。ここまでともに戦ってきた張選手については、「ここぞって時に、張選手に託される場面がたくさんあった。今日の場面でも、チームとしてパスも崩れ、セッターがギリギリ上げたボールを1点にしてくれるのはエースの強さ。そういう1点を取れる存在」と信頼を寄せました。

 その上で、「残り3試合で、ホームで今シーズン戦えるのは最後になります。チームとしても少しずつ良くなってきていて、最初よりも今の方がいいチームだと思います。その変化を旭川のファンの皆さんにも見てもらいたいです。いい時も悪い時も、僕たちは常にいい表情でバレーを楽しむことをやってきました。明日どんな状況になるか分かりませんが、1点ずつ、チームで点を取りにいって、ボールを追いかけ、いい表情で勝ちたい」とホーム最終戦への思いを語りました。

 ヴォレアス北海道はシーズン残り3試合。12日は旭川でのホーム最終戦に臨みます。

北海道文化放送
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