福井県は9日、約10年かけて開発した新しいコメの名前を発表しました。早生の品種ハナエチゼンに代わるもので、猛暑でも安定的な品質を確保します。
福井県が開発した新たなコメの名前は、人と人の心を結び花開くことを願って「はな結び」と命名されました。
現在、県内で早生品種の主力となっているハナエチゼンは猛暑の影響で品質低下が懸念されていることから、県農業試験場では2010年に新品種の開発をスタートさせました。
「はな結び」の高温への耐性はハナエチゼンから引き上げられ、最も強いカテゴリーに分類されています。猛暑下でも品質・収量とも安定した栽培ができ、古米になった時の食味の低下も改善されました。
会見で石田知事は「口に入れた瞬間あっさりで、噛めば噛むほど甘みも感じて美味しい」とはな結びの味を評価しました。
価格帯はハナエチゼンと同程度になる見込みです。
県では今年度、県内の農家6軒の協力を得て5ヘクタールを実証栽培し、来年度には最大240ヘクタールに拡大。次年度以降は関西方面を中心とした需要に応じて作付面積を増やし、ハナエチゼンからの切り替えを進めていきたいとしています。