「恵庭市、江別市、苫小牧市、この3市のどの市であっても、うまくやっていけると聞いている」(ファイターズ スポーツ&エンターテイメント 前沢 賢 社長)
一体どこになるのか、北海道日本ハムファイターズの2軍本拠地。候補は3つの市に絞られた。
5000席の屋外球場に商業施設や住宅など、野球の枠を超えた新たなまちづくりに3市が火花を散らしている。
移転先が決まるまで、残された月日は3か月。
加熱する誘致合戦の現場を取材した。

「いま、江別市の職員が入っていきました」(八木 隆太郎 フィールドキャスター)
江別市の誘致担当者が訪ねたのは、北海道日本ハムファイターズ1軍の本拠地誘致の実績がある北広島市役所だ。
誘致のノウハウを得ようと情報収集に訪れた。
「江別市は積極的に検討しているのだと思う。北広島市がやってきたスケジュールや手続きなどについて情報提供することになる」(北広島市 柴 清文 経済部長)
江別市は球団との交渉を担う専任ポストを新設するなど態勢を強化している。

江別市の誘致期成会は、隣町の当別町でも署名活動を行った。
近隣の自治体と誘致を進めようというのだ。
これまで5万筆を超える署名が集まっている。
後藤江別市長が激励に訪れた。
「心強い。自分たちのまちだけではなく周辺の人たちが『ぜひ江別市に』と言ってくれるのはありがたい」(江別市 後藤 好人 市長)

誘致の先を見据えた構想を掲げるのが、恵庭市の誘致期成会だ。
「北海道日本ハムファイターズと恵庭市民や地域が、どのように施設を作り運営していくのか」(恵庭誘致期成会 土谷 秀樹 会長)
ファイターズ新ファーム恵庭構想。
2軍本拠地と教育や産業、観光などを絡めて、ともにまちづくりを進めるロードマップだ。
「選手が安心して挑戦できる環境を支え、子どもたちが本物に触れて努力や挑戦にあこがれを抱き、地域がその成長を誇りとして共有する」(恵庭誘致期成会 中川 淳一 幹事長)

市民の間でも模索が進んでいる。
「勝手に応援団というチームが、決まったら何をしようか考えている。冬場のグラウンドの利用方法や、イベントを行う時の資金繰りをどうしようか話している」(ラーメン華門 岡元 秀人さん)

誘致の機運を高めようと苫小牧市でイベントが行われた。
北海道の胆振・日高地方のグルメが集まり、ファイターズ開幕戦のパブリックビューイングなどで盛り上がった。
誘致に賛同する胆振・日高18の自治体の長も参加し、連携して誘致を進める姿をアピールした。

「胆振・日高地方の全首長が集まり、多くの人に来場してもらった。ファイターズ2軍誘致への熱い思いを実感した」(苫小牧市 金澤 俊 市長)
苫小牧市内の中学生や高校生も署名活動を進めるなど若い力も結集している。

果たして本命の自治体は?
移転先決定のキーパーソンはUHBの単独インタビューで。
「大なり小なり懸念要素が、どこの市にもある。1市に決め打ちして『そこがダメなら次』とはいけないので、6月ごろには2市と話し合いながら、どちらでいけるのか確率が高い方とやらせてもらうことになる」(ファイターズ スポーツ&エンターテイメント 前沢 賢 社長)
