ヒューマノイドの陸上チームが発足。
走る動作の精度を高め、人の暮らしに寄り添う技術を目指します。
箱根駅伝で活躍した黒田朝日選手らと練習に励むのは、ヒューマノイドロボット「ひとみん」です。
IT大手のGMOは2日、社内にヒューマノイド専門の陸上チームを発足させました。
記者の横を、一歩ずつまっすぐ走る「ひとみん」。
学習させたのは、2026年のニューイヤー駅伝で優勝した自社の陸上部に所属する選手の走行技術です。
体のさまざまな部位にモーションキャプチャーを装着し、その動きをデータ化。
アスリートの高度な走行技術を再現し、安定した動きにつなげています。
ひとみん:
毎日失敗と改善を繰り返しています。ですが、疲労という機能はまだ搭載されていないので元気いっぱいです。
一方、選手それぞれの走行フォームを再現できるため、選手側にも新たな学びが生まれているといいます。
今江勇人選手:
頭・関節・動きを読み取るセンサーを色んな箇所に付けるので、走りの改善につながれば、僕らの技術も向上するので面白い。
黒田朝日選手:
自分の走りやフォームについても、客観的に見ることはあまりしてこなかったので、そういった機会が得られるのは非常に楽しみ。
GMO AIR・内田朋宏社長:
世界初、完全自律走行で駅伝日本一の走りをヒューマノイドロボットに再現する。2026年は「ヒューマノイド元年」になると確信している。
国内の市場規模は右肩上がりを続け、2080年には13兆円を超えると予測されるヒューマノイド。
GMOは、1体で複数の作業をこなす汎用性、既存の設備を利用できる適合性、そして人との親和性の3つをヒューマノイドの強みとし、労働人口減少への対応策として注力してきました。
今回の取り組みでは、走行技術を確立することで複雑な動作への応用が可能となり、実用化の幅が大きく広がるとしています。
GMO AIR・内田朋宏社長:
機能別にそれぞれ最適なロボットを提供していくと、それは完璧だと思うがコストに割が合わない。ゴールとしては(走行などの)技術ノウハウを他の動作の学習に生かすようなところにある。
新たな可能性を背に走る「ひとみん」。
GMOは8月に北京で開催される世界ロボット運動会での優勝を目指しています。
ひとみん:
人と共に働く未来に向けて進化するヒューマノイドの姿をお見せします。