ラグビー元日本代表の廣瀬俊朗さんです。
廣瀬さんは、4年前から宮崎市で田植え体験を行っています。
徐々に参加者も増え、子供たちが米づくりの大変さ、食の大切さを知る機会となっています。

ラグビー元日本代表でキャプテンも務めた廣瀬俊朗さんです。
3月29日日曜日、廣瀬さんは宮崎市青島で子供向けにラグビー教室を開きました。

廣瀬さんは、2016年の現役引退後、ラグビー教室のほか、宮崎や新潟など全国3カ所で地域の課題解決に向けた取り組みを行っています。

現在、神奈川県に住む廣瀬さん。
宮崎との縁は現役時代に訪れた合宿でした。

(HiRAKU 廣瀬俊朗代表)
「何よりも人がみんな優しくて癒されて、合宿めっちゃしんどいけど、また頑張ろうという気持ちにさせてくれた」
本当にいい場所。引退したあとも宮崎の人と関わりが持ちたいので(選んだ)」

砂浜で汗を流した子どもたちが午後から向かったのは…。

(早瀬純哉記者)
「およそ40アールの田んぼでは、苗植えだけでなくラグビー少年が苗を投げて田植え体験をおこなっています。泥の感触を楽しんでいる様子です」

廣瀬さんは西アフリカのガーナで自給自足の学校給食を支援しようと活動している友人の銅冶勇人さんと一緒に、2022年から宮崎市で田植え体験を行っています。

田植え体験を企画したのには、アスリートならではの理由がありました。

(HiRAKU 廣瀬俊朗代表)
「アスリートが大事にしているのは食なので、お米の大切さをもう少し日本のみんながちゃんと分かるようなきっかけを作りたいというのがあって」

廣瀬さんの思いに共感し、田植え体験には、宮崎市や地域住民も協力しています。

地元の農家・小倉俊博さん74歳は、廣瀬さんに農業のノウハウを教え、体験で使う田んぼの管理もボランティアで行っています。

(農家 小倉俊博さん)
「廣瀬さんが宮崎に来てくれる。その恩返しがもちろん1番」

(HiRAKU 廣瀬俊朗代表)
「(小倉さんは)活動のすべてと言っても過言ではない。コメの大切さも教えてもらったし、感謝している」
「5年目のペーペーなんで自分は」

(農家 小倉俊博さん)
「もう50年してます」

(早瀬純哉記者)
「(廣瀬さんの)10倍!?」

(農家小倉俊博さん)
「知り合ったのが運命だと思って諦めてる」

(HiRAKU 廣瀬俊朗代表)
「諦めてますだって。ありがとうございます」

地域からの支援で成り立つこの田植え体験には、荒廃農地が活用されています。

荒廃農地は農家の高齢化などで増加傾向にあり、2024年度末には、宮崎県内で3091ヘクタールとなっています。

(今年から田んぼの管理に協力 地域住民 長倉寛充さん)
「耕作放棄地(荒廃農地)になってくるとイノシシの被害だったりがある。少しでも地域の活性化につながる状況の中で、みなさまに協力いただいている」

田植え体験は、回を重ねるごとに参加者が増え、1回目は10人程度でしたが、5回目の今年はおよそ120人が参加しました。

(参加した子ども)
「すごく楽しい。初めて」
「ドロドロして気持ち悪いけど、そのあとに楽しいの連続があってうれしい」

(参加した子ども)
「やっていくうちに楽しくなって、最初より嫌な感じはなくなった」
「おにぎりとか」
「おにぎりにして食べるの楽しみ?」

(HiRAKU 廣瀬俊朗代表)
「自分が想像している以上に、いろんな人が携わってくれるようになったのでめちゃくちゃよかった」

農業が抱える課題をワクワクする体験に変え、多くの人を惹きつける廣瀬さん。
これからも宮崎に恩返しがしたいと見据えるゴールがありました。

(HiRAKU 廣瀬俊朗代表)
「ランチ定食できましたぐらいのことが将来できたらおもしろい」
「お味噌汁と冷や汁も作りたい。お豆腐とかきゅうり作ったりとか
 そういうのがひとつ夢」

テレビ宮崎
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