こだわりの細麺に煮干しをふんだんに使った極上のスープが絡み合う絶品ラーメン。

ランチタイムでにぎわう埼玉・春日部市のラーメン店「煮干乱舞」では、ある食事中のマナーを巡って、店主が頭を抱える事態となっていました。

お客さんの前に貼られた食事中のスマホを禁止する注意書き。
さらに「守れない方は迷惑なのでお帰り下さい。返金はしません」の文字も。

ルールを守らない場合、返金せずに退店を求めるといいます。

こちらのお店では、伸びやすい細麺を使用。
最もおいしい状態で食べてもらうため、当初は「食事中のスマホご遠慮ください」と記載。

しかし、店主が食事中のスマホ禁止に踏み切る決め手となった出来事が。

煮干乱舞 店主・川田雄一さん:
調味料の上にスマートフォンを置き、食べるお客さまたちがいて、強い言葉になった。

衛生面にまで影響を及ぼしかねない行為に客からは、「みんなが使うものだから配慮は必要だったかな」「それが店のルールなら守れば良いだけだし、嫌なら来なければ良いだけ」「“自分の時間”だから仕方ないという部分と、周りが一緒の空間で食べているからこそ気を付けなければいけない要素はあるのかな」「(見かけたら)注意するかも。なくなったら困るお店なので、僕らも大切にしようと思います」などの声が聞かれました。

この店では、ラーメンが届くまでのスマホ視聴やラーメン自体の撮影は禁止せず、あくまで食事中のながらスマホだけを禁止。

煮干乱舞 店主・川田雄一さん:
悲しいのが一番。あまりルールは作りたくはない。

この店では、ルールを守らない場合返金せずに退店を求めますが、この店側の対応にさいとうゆたか法律事務所の齋藤裕弁護士は、「飲食店で動画をみていいかどうかについての法律はない。原則として動画を見ることは認められる。ポイントは“事前の告知”。掲示があり客が入店している場合、店と客との間で“動画を見てはいけない”という契約が成立している。『動画を見ないでくれ』と客に言える可能性はある。掲示や告知がない場合、合意がないことになり、客に『動画を見るな』と言える権限はない」と指摘します。

一方で、食事後にも延々とスマホ視聴を続ける客には告知がなくてもやめるように求めたり、調味料にスマホを置くなど不衛生な行為に対しては注意する権限があるとしています。