京都府の福知山市動物園の「名物園長」が、3月31日で引退します。

およそ30年間、たっぷり愛情を注いだ動物たちにお別れです。


■父の跡継ぎ30年…とうとう風邪をひきました

福知山市動物園の園長、二本松俊邦さん。

3月31日、多くの人が見守る中、引退セレモニーが行われました。

【二本松園長】「みんなの力で動いているのは重々知っていますので、本当によい動物園になりました。ありがとうございました」

1978年に開業した福知山市動物園。

二本松さんは、父の跡を継ぎ、2代目の園長となっておよそ30年、動物たちを見守ってきました。

【二本松園長】「ホッとした気持ちが大きいですね。30年間風邪ひいたことなかったのに、とうとう風邪ひきました。疲れてるらしい。ありがとうございました。結果的には楽しい人生でした」

■お客さんの心にそれぞれの思い出残し…

二本松さんが目指した動物園は「触れ合える動物園」。

直接触れない動物の前には…自作のエサやり機を設置し、人と動物がコミュニケーションをとれるように工夫しました。

【来園客】「動物と触れ合えるので、子どもが喜んで行きたいと言う場所です」

【来園客】「この福知山といえばあの方だったのですごく寂しい」

【来園客】「園長交代するらしいし、最後やからこようかなと思って。ウリ坊この辺で競争して走ってたなとか思い出がよみがえってくる」

■ニホンザルの「みわ」とウリ坊が一躍大人気に!

ニホンザルの「みわ」とウリ坊。

意気投合した2頭の姿は人気を集め、1日4000人以上が訪れたこともありました。

「みわちゃ~ん、みわ!」
ある日、なんと、みわが脱走する事件もありました!
捜索すること9日…
【二本松園長】「みわちゃん、反省しとん?顔あげませんね。こんなみわちゃんがおとなしいのはみたことない。大反省してるみたい」

16歳になったみわはいまも元気!

そしてウリ坊は…立派なイノシシになりました!

【二本松園長】「(みわが逃げて)みなさんに心配かけたけど、全部最後はハッピーエンドで、あれは助かりましたね」

■「こんな良い仕事をしてたんやって感謝感謝です」

二本松さんは、高齢などを理由に園長生活に別れを告げることになりました。

【二本松園長】「普通の仕事を普通にしただけと思っていたんですけど、こんなにみなさんが喜んでくれる仕事をしたなんて夢にも思ってなかったんですね。こんな良い仕事してたんやって感謝感激です」

4月1日から新たに運営を担う事業者に、バトンを渡しました。

そして、動物たちとの最後の別れ。

【二本松園長】「長いことありがとう!頑張れよ。寂しいな。しゃあないな、せやけどな」

(関西テレビ「newsランナー」 2026年3月31 日放送)

関西テレビ
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