核兵器の非人道性を訴える新たなコーナーが先日、原爆資料館にオープンしました。
広島市が被爆80年事業の集大成と位置付ける新しい展示。そこに込めた思いと広島の役割を考えます。

今月28日、原爆資料館に「ヒロシマは訴える」と題した新たなコーナーが誕生しました。
式典には多くの人々が訪れ関心の高さが伺えました。

【広島市・松井一実市長】
「核兵器廃絶とその先にある世界恒久平和、この実現に向けて共に力を尽くし、また行動していただくことを心から期待しているところであります」

一瞬で消え、廃墟となった広島の街、変わり果てた人々の姿、そして今も続く放射線による苦しみ。
この世の地獄を9人の被爆者が訴えます。

「広島原爆の影響というのは、80年前に終わったんではなくて」

被爆の惨禍を経験した被爆者による長年の粘り強い訴えが、国際社会に核兵器の非人道性を伝えてきました。
国際平和都市・広島は被爆90年、100年を見据え、広島を「平和の都」、「平和学習の拠点」にすることを目指しています。

そして被爆80年事業の集大成として整備したのが核兵器の非人道性を伝える展示「ヒロシマは訴える」。
ここは資料館の見学を終えた来館者が最後に訪れる場所です。

「人類と核兵器は共存できない」。
展示を通して、広島市が一番伝えたいメッセージです。

【松井一実市長】
「平和の大切さっていうのは、今まで以上に大きくなってるんですけども、それを直接伝えることができる被爆者の方々がいなくなると、こういった状況が刻々と迫ってますので、核兵器のない世界を作ろうと一緒になって目指しましょうという広島の役割っていうのは、ますます重要になっているという風に思うんですね」

被爆地・広島のトップとして松井市長は「被爆の実相を伝えることに加え、これからは人々に平和に向けた具体的な行動を促すことが重要になる」としています。

テレビ新広島
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