詐欺などの罪に問われた太陽光発電会社の社長を取り調べで侮辱したとして、刑事告訴された検事が不起訴になりました。
不起訴になったのは、大阪高等検察庁の現役検事です。
検事は、融資金をだまし取った罪などに問われた太陽光発電会社「テクノシステム」社長・生田尚之被告(52)の取り調べを担当していましたが、「検察庁を敵視するってことは反社や」などと侮辱したとして、生田被告側から特別公務員暴行陵虐の疑いで刑事告訴されていました。
東京高検は30日、この検事について嫌疑不十分で不起訴処分としました。
理由については、「告訴事実の言動に相当程度以上の著しい精神的苦痛を与えるものと認められる事情がなかった」としています。
この取り調べをめぐっては、2024年11月に最高検察庁が「不適正」と認定したことについては、「ただちに陵虐に当たることを示すものではない」としていて、この事案に関する検事の人事処分は行っていないということです。
一方、生田被告に東京地裁は3月13日、懲役11年の実刑判決を言い渡していて、生田被告側は控訴しています。