牛肉より安くお財布に優しい食卓の味方「鶏肉」に、いま異変が起きている。
価格が高騰していて、飲食店関係者は頭を悩ませている。
天童市の国道13号沿いにある、24時間営業の食堂「茂利多屋」。
手作りでボリュームのある料理を、定食や持ち帰りの弁当で手ごろに味わうことができる人気の店だ。
(リポート)
「この店の人気メニューの1つが鶏の唐揚げ。唐揚げに欠かせない鶏肉の値段がいま上がっています」
(茂利多屋・庄司恭子代表取締役)
「今年の頭から1キロ当たり1.5倍ぐらい上がった。日本に入ってくる量が全体的に減っているという話を聞いた。けっこう鶏肉を使うので影響は大きい」
茂利多屋ではブラジル産の鶏モモ肉を主に使用している。
仕入れ値は、1月のはじめに1キロ当たり500円だったが、ここ2~3カ月で値上がりし、現在は750円と1.5倍に。
鶏肉の世界的な需要の高まりと円安の影響で供給が不足し、価格が高騰している。
この店では、唐揚げだけでなく、竜田揚げや親子丼にも鶏モモ肉を使用していて、1週間で使用する量は84キロ。
計算すると1カ月で約10万円、材料費が増えていることになる。
それでも今のところは、価格は据え置きのままで対応している。
(茂利多屋・庄司恭子代表取締役)
「2025年の3月にお米の価格高騰の影響で大きく値上げをしたばかりなのでもう少し耐えたいと思っている。なるべく安くお腹いっぱいになれるようにというのは意識している」
中東情勢の影響で、電気代や食用油の値段も高騰することが予想され、庄司さんは「今後の状況次第で値上げせざるを得ない」と話す。
(茂利多屋・庄司恭子代表取締役)
「あらゆる物が値上がりしてきそうという不安はすごくある。なるべく頑張りたいとは思っているが、利益がなくなってしまうような経営がだいぶ圧迫されるようになってきたら値上げしなければならないと思っている」