国や新潟市が整備を進める新潟駅南口の中長距離バスターミナル・バスタ新潟の事業計画が改定された。これにより当初の予定よりも10年ほど完成が遅れる見通しだ。
“集客施設”設置へ 新潟駅南口『バスタ新潟』の事業計画改定
新潟駅南口に整備が予定されている中長距離バスターミナル仮称・バスタ新潟。
現在、新潟駅周辺の高速バス乗り場は、バス停が万代口側と南口側に点在していて、雨風をしのげず、待合環境が悪いなどの課題がある。
市が駅周辺の再整備をきっかけに駐車場や駐輪場などのうまく利用されていない土地の活用方法を検討したところ、南口に防災機能を備えた中長距離バスターミナルを国とともに整備する方針が決定。
また、法改正により民間と連携した事業展開の可能性が広がったことなどから、ターミナルの上層部にはにぎわい創出のための集客施設が設置されることになった。
完成は当初予定より10年ほど遅れる見通し「時間かかっても…」
ただ、計画の改定に伴い、当初はターミナル単体で2024年度に完成予定たったのが、施設全体で2030年代中頃に完成予定と10年ほどの遅れが生じている。
それでも新潟市の中原八一市長は「この事業が遅れることは残念だが、時間はかかっても、将来いずれ実現してくれればそれでよいのではないかと思う」と話す。
官民連携へ説明会「全く想像つかないが期待ある」
今後は官民が連携して事業を進めることになっていて、3月25日は事業者向けの説明会を開催。
国交省・新潟国道事務所の大谷江二所長は「この事業を進めるにあたって、官民連携が非常に重要になってくる。そのために、皆様にできるだけ広く事業の内容をご承知いただきたい」と呼びかけた。
建設業や不動産業など17社26人が参加し、事業計画の説明を受けたほか、バスタの建設予定地などを見学し、イメージを膨らませていた。
情報通信業の参加者は「いま全く想像がつかないが、東京みたいになるのかなと思って期待もある」と期待を寄せた。

新潟国道事務所の田中みわ調査課長は「事業者と個別対話を進めながら、よりよいものを目指していきたい」と意気込む。
新潟国道事務所は今後、公募した事業者との対話などを通じて事業内容を具体化していくとしている。
