新年度予算案が年度内に成立しない場合に備え、11年ぶりに政府が国会に提出した暫定予算案が、まもなく参議院本会議で可決され、成立します。

高市総理:
とにかく本予算が年度内に成立しない場合に備えて、予算の空白が生じないよう暫定予算の審議をお願いしている。

暫定予算案は、午前の衆議院予算委員会、午後の衆議院本会議で自民党・日本維新の会の与党と、中道改革連合・国民民主党などの野党の賛成多数で可決されました。

その後、参議院の予算委員会でも採決が行われて可決され、この後参議院本会議で可決され成立します。

暫定予算案には、4月1日から11日までの間に必要となる社会保障費や地方交付税交付金、高校授業料の無償化の費用などが盛り込まれています。

立憲民主党・石垣のり子参院議員:
本予算の年度内成立は、もう諦めたんでしょうか。

高市総理:
非常に難しい状況にあると承知を致しております。

一方、新年度の予算案については、午前、自民党の参議院幹部が立憲民主党に対し、年度内の成立を断念する方針を伝えています。

新年度予算案の年度内成立を断念し、成立までの「つなぎ」となる暫定予算が成立するということですが、今後のポイントについてフジテレビ政治部の福田真子記者に聞いていきます。

ポイントは2つ、新年度予算案はいつ成立するのか、そして国民生活への影響はどうなるのか。
この2つについて聞いていきます。

山﨑夕貴キャスター:
まず1つ目、新年度予算案ですが、政府・与党はいつまでの成立を目指すんでしょうか?

福田真子記者:
与党としては今週中、4月3日金曜日までに採決に持ち込み成立させたい考えで、野党側にこの方針を伝えました。年度内成立は断念したものの、与党は過半数を確保している衆議院で、野党の抵抗を押し切って、予算案をスピード通過をさせた経緯があり、特に衆議院議員から「せっかく無理して通したのに、早く成立させないのでは意味がない」といった声が出ています。このため、まずは「今週中の成立」を目標とした形です。

山﨑夕貴キャスター:
与党としては4月3日までにというところですが、野党はどう出るんでしょうか。

福田真子記者:
野党は例年並みの審議時間に加え、高市総理が出席する集中審議も求めていて、3日の採決には応じない構えです。少数与党の参議院では衆議院と違って数の力で採決に持ち込むことはできず、与党の幹部に話を聞くと「3日の成立は難しいだろう」とすでに諦めムードでした。予算自体は憲法の規定で仮に参議院で採決されなくても4月11日に自然成立しますが、ある与党幹部は「自然成立より前に成立させないといけない」と話していて、落としどころとして今の時点では来週7日の成立案が浮上しています。

山﨑夕貴キャスター:
では2つ目のポイントです。新年度予算案が成立しないまま4月を迎えることになりますが、私たち国民の生活に影響はあるんでしょうか。

福田真子記者:
暫定予算が成立すると当面必要な予算は確保できるため、与党幹部は生活への大きな影響はないとしています。一方、高市総理は今日の委員会で「大きな災害が来た場合に、新年度予算に計上した予備費などが使用できないのが心配だ」と話していました。総理周辺も暫定予算での対応は短い期間のほうがいいと指摘していて、日程を巡る攻防が続きます。

フジテレビ
フジテレビ

フジテレビ報道局が全国、世界の重要ニュースから身近な話題まで様々な情報を速報・詳報含めて発信します。

政治部
政治部

日本の将来を占う政治の動向。内政問題、外交問題などを幅広く、かつ分かりやすく伝えることをモットーとしております。
総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。