政府は新年度予算案の2025年度内の成立を目指していたものの断念し、きょう(30日)に暫定予算が成立する見込みです。

関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」で元大阪府知事の橋下徹氏は、予算の年度内成立にこだわった政府・与党の姿勢を「高市さんや自民党・維新の自分たちのメンツばっかりを重視してる政治が一番の問題点」と批判。

「年度を越えてもいいから議論をして、イラン情勢を踏まえた物価高対策を盛りんだ予算を成立させてもらいたい」と訴えました。

■4月から電気・ガス代値上げへ 飲食料品も カップ麺など2516品目値上がり

新年度予算案の2025年度内の成立を断念した政府は、4月1日から11日までの暫定予算案を策定し、きょう(30日)成立する見込みです。

暫定予算案では一般会計の歳出総額はおよそ8兆6000億円、公務員給与や社会保障費、高校授業料の無償化に必要な経費などが盛り込まれています。

あくまで繋ぎではあるものの、イラン情勢の悪化による原油高騰対策などは入りませんでした。

これについて国民民主党の玉木代表は、「イラン情勢に対応したエネルギー高騰対策経費も計上した『補正予算的暫定予算』とすべきだ」と自身のSNSで主張しています。

■橋下氏「一番の問題点は高市さんや自民党・維新のメンツばかり重視してる政治」

予算を巡る政治の動きについて橋下氏はまず、「一番の問題点は、高市さんや自民党・維新の自分たちのメンツばっかりを重視してる政治」と指摘。

その上で、イラン情勢を踏まえた予算案を年度を越えてもいいから議論して作るべきだと訴えました。

【橋下氏】「年度内成立、『スピーディーにスピーディーに』と言われていますけども、年度内に成立を目指した予算案って、実はアメリカのイラン攻撃の前に作られたんですよ。

アメリカによるイラン攻撃によって、さまざまな物価が上がってきてるじゃないですか。これの対策は今回のこの予算には入ってないんですよ。

だから僕は、年度越えてもいいから、急激に状況が変わって、物価高対策も今まで言ってきたこととレベルが変わってきているから、ちゃんと議論して、それについての予算を成立させてもらいたいと思うんですよ。

原油高対策だって玉木さん言ってますけど、原油高だけじゃないでしょ、もう。ガスも電気代も、全部そうでしょ。

僕はガスとか電気に補助金入れるのは反対で、現金給付派だけども、そういう議論は今何にもない中で、高市さんや維新は、早く予算成立、早く予算成立って…」

■「府知事の時に暫定予算で3カ月ずらしたが、大阪がそれで倒れたなんて話になってない」

さらに橋下氏は「予算が年度内に成立しなくてもあまりデメリットはない」と持論を展開し、「メンツの問題だ」と主張しました。

【橋下氏】「年度内に成立がなくても、暫定予算やればあんまりデメリットないですよ。もう役所のメンツ。

例えば僕は、大阪府知事のときに2008年のときは暫定予算で3カ月ずらしたんですよ。補助金もらう人たちにとっては、『大変だ、大変だ』となってましたけど、大阪府民全体から、何か大阪がそれで倒れたなんて話になってないですからね。

あのときには、『暫定予算なんかやったらとんでもないです、とんでもないです』ってもう周りから言われましたよ。

予算を年度内成立させることが役所の、政治のメンツ。でも暫定予算で必要なものだけパッパッパッと(組めばいい)。僕も暫定予算組みました。

それが本当は国会議員がやることでしょう。今、アメリカのイラン攻撃によって社会生活がもう変わったんだから。

僕これ参議院でしっかり議論して、もう1回衆議院に戻してしっかり議論してもらいたいですよ」

(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年3月30日放送)

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