3月27日、長野市の高齢者施設で子どもたちの職場体験会が開かれました。介護や福祉の仕事に触れるだけでなく、楽しい交流の時間にもなったようです。
児童:
「ホットコーヒーです。お待たせしました」
施設利用者:
「ありがとね」
エプロンを身に着けコーヒーを配膳する小学生。
ここは、長野市桐原のデイサービス施設。毎日約120人の高齢者が利用しています。
3月27日は、春休み中の小中学生を対象とした職場体験会が開かれ、3人が介護の仕事を体験しました。
リヴァール長野・西山留美所長:
「(核家族化で)子どもたちがなかなかお年寄りと関わる機会がない中で、介護の現場を仕事の選択肢として選ぶのがあまりないかなというのが残念で、やりがいのあるいい仕事なので、子どもの頃から施設を見て感じ取ってもらえたら」
施設内を見学し、一日の仕事の流れなどの説明を受けた子どもたち。
喫茶スペースでは、実際に高齢者たちの注文に合わせて飲み物を提供する体験も。
「会話する時は目線の高さを合わせて」と教わり、早速、実践です。
施設利用者:
「4年生で5人か、寂しいね」
児童:
「寂しい」
施設利用者:
「私たちからすればうらやましい。人数が少ないだけ仲良くなれるじゃん」
児童:
「先生もいるけど少ないから家族みたいなもの」
施設利用者:
「悩み事があったら自分で抱えてちゃいけないの。先生にも言えない、お母さんにも言えないとかあったらおばあちゃんに言いな」
会話も弾んだようです。
施設利用者:
「子どもたちと接するってないじゃないですか。すごくうれしい」
介護の仕事はどう感じたのでしょうか。
児童:
「(普段)会話とかしないから、おばあちゃんたちと。楽しかった」
保護者:
「お年寄りとお話できる機会が少ないので、いい機会になった。子どもたちもおばあちゃんとお話して笑っていたり自然と話ができていたのでほっとしました」
児童:
「高齢者の人とお話しできて笑顔がきれいで楽しかった。(高齢者施設で働いてみたい?)高齢者の方たち、小さい子とも触れ合えたらと思う」
保護者:
「(娘が)人の助けになる仕事に将来就きたいと日頃から言っていて、福祉の仕事なら助けになるかなと興味を持ってきました。将来的にも役に立つ経験だったと思う」
子どもたちにも高齢者にも好評だった職場体験会。施設も双方にメリットがあるとしています。
デイトレセンターリヴァール長野・西山留美所長:
「(高齢者には)まだまだ子ども、社会のために役立ちたい、何かしたい思いがある。子どもたちは知識を持った人たちのお話を聞くことでいろいろな生き方の勉強になる。お互いが学びあえる場所になりえると思う」
施設は、夏休みにも同様の体験会を開きたいとしています。