熊本地震で被災した新幹線『つばめ』が九州を縦断するイベント『つばめの大冒険』が29日から始まり、出発セレモニーが熊本港で開かれました。

【来場者】
「地震から復活したことで、皆さんに希望を与えられるいい企画だと思った」

29日、熊本港では、熊本地震で被災した『つばめ』の車両が、船に積み込まれました。

10年前の4月14日、回送中に揺れに襲われた『つばめ』は、6両すべての車両が脱線。

基盤がゆがむなどして走行不能となった車両は、その後、熊本総合車両所で保管されてきました。

そのような中、JR九州は、九州新幹線全線開業15周年を記念し、『つばめ』が陸路や海路で九州を縦断するイベント、『つばめの大冒険』を企画。

車両のサビを取り塗装しなおすなど準備を整えた『つばめ』は、29日、出発の日を迎えました。

【来場者】
「色々な人が努力をしてこの車両がよみがえったのがすごいと思った」
「熊本がここまで復興したので、九州全体に(感謝の)思いを乗せて、(ゴールの)博多まで行ってほしい」

【来場者】
「出航!」

そして『つばめ』は、約1000人のファンに見送られながら、冒険へと出発しました。

【JR九州 古宮洋二社長】
「まだ完全に復興できていない中で、被災車両を使うことは正直、議論した。(地震の)1つのシンボルではないが、前を向いていこうということで(つばめの)車両を使うことになった。前向きな気持ちになってもらいたい」

出発した『つばめ』は、くまモンポート八代など九州各地をめぐりながら、ゴールの博多駅を目指します。

テレビ熊本
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