山鹿市消防本部に勤めていた消防士の男性が、うつ病を発症し、『パワハラ』を訴えていた問題について、山鹿市が設置した第三者委員会は、「上司の言動は懲戒処分相当のパワハラだった」とする調査結果をまとめました。
マッサージの強要や「辞めろ」などの暴言
この問題は、山鹿市消防本部に勤めていた消防士の男性が、上司や先輩などからマッサージを強要されたほか、「辞めろ」といった暴言を受けるなどし、2023年6月にうつ病を発症して、その後退職したものです。

山鹿市消防本部は、元消防士からの訴えに対して、パワハラとは認めていなかったものの、2025年にこの事案が公務災害に認定されたことを受け、第三者によるハラスメント対策委員会を設置していました。
「対応に納得いかず、訴訟を検討」
山鹿市によりますと、委員会はマッサージの強要や暴言といった、上司2人の言動について、「懲戒処分に相当するパワハラだった」と認定。

当初、消防本部がパワハラと認定しなかったことについては、「第三者からの意見を聴取すべきだった」とし、「古い組織体質や社会の変化と乖離した感覚について、抜本的に改革を行うべき」と指摘しました。

これを受け山鹿市消防本部は、「今後さらに再発防止を徹底し、健全な組織への改革を進め信頼回復に努める」とコメントしています。

一方、元消防士の男性はTKUの取材に対し、「山鹿市から正式な謝罪はこれまで一切ない。対応には納得いかず、市を相手に訴訟を検討している」と話しています。
(テレビ熊本)
