山鹿市消防本部に勤めていた消防士の男性が、『パワハラ』を訴えてうつ病を発症し、退職した問題についてです。市が設置した第三者委員会は、「上司の言動は懲戒処分相当のパワハラだった」とする調査結果をまとめました。
この問題は、山鹿市消防本部に勤めていた消防士の男性(30代)が、上司や先輩などからマッサージを強要されたほか『辞めろ』といった暴言を受けるなどし、2023年6月にうつ病を発症してその後、退職したものです。
山鹿市消防本部は、元消防士からの訴えに対してパワハラとは認めていなかったものの、去年、この事案が公務災害に認定されたことを受け、第三者によるハラスメント対策委員会を設置していました。
山鹿市によると、委員会はマッサージの強要や暴言といった上司2人の言動について、「懲戒処分に相当するパワハラだった」と認定。
当初、消防本部がパワハラと認定しなかったことについては、「第三者からの意見を聴取すべきだった」とし、「古い組織体質や社会の変化と乖離した感覚について、抜本的に改革を行うべき」と指摘しました。
これを受け山鹿市消防本部は、「今後さらに再発防止を徹底し、健全な組織への改革を進め信頼回復に努める」とコメントしています。
一方、元消防士の男性はTKUの取材に対し、「山鹿市から正式な謝罪はこれまで一切ない。対応には納得いかず、市を相手に訴訟を検討している」と話しています。