2025年の全日本選手権で史上初の4階級制覇を
成し遂げた山形市の植松政憲さん。
なんと今年も新たな記録に挑戦するという。
2025年は80キロ級ですが、
2026年は一気に20キロ上の階級となる100キロ級。
2025年、自身が打ち立てた記録を塗り替える
前人未到の5階級制覇に挑む。
山形市のアームレスラー植松政憲さん44歳。
2026年、神奈川県で開催される「全日本アームレスリング選手権大会」で
レフトハンドの100キロ級に挑戦する。
2025年、レフトハンドの80キロ級で優勝。
大会史上初の4階級制覇を成し遂げた。
あれから1年。自身が作った記録をさらに塗り替えるべく、
これまで経験したことのない未知のパワーの世界に挑む。
(植松政憲さん)
「(-100キロ級は)そうそうたるメンバー。
100キロ以上あって下げてくるメンバーもいる。
そういう選手がごろごろいる階級。
積み上げてきたものがあって準備をしてきて
100キロでも勝てるという可能性を感じたので
挑むので5階級制覇を成し遂げて山形に金メダルをもってきたい」
植松さんがアームレスリングを始める
きっかけとなったのはおよそ15年前。
腕試しに出場した大会で、自分より華奢な相手に簡単に負けてしまった。
これが植松さんに火をつけた。
(植松政憲さん・2017年撮影)
「もうちょっと上の階級で勝てるんじゃないかと思っていた。
そうしたら普通に負けちゃって、すごい細い人に負けた。
なんだこれは?と。なんで細い人から負けるのかなと」
その後、本格的にアームレスリングを始めた植松さんは、
2015年に70キロ級で初優勝を果たすと、
その翌年には75キロ級で優勝。
「じん帯損傷」と「上腕二頭筋腱断裂」という
2度の大けがに見舞われたが、屈強な精神力で見事復活。
2023年に90キロ級、そして去年は80キロ級優勝と
世界大会で準優勝。
折れることのない不屈の精神で日本を代表する
アームレスラーへと登り詰めた。
(植松政憲さん)
「-80キロ決勝で上腕二頭筋断裂してアームレスリングが
できるかどうかわからない時はきつかった。
ただ才能で来たわけじゃないので、
全日本で優勝したり世界の舞台で勝てた時の一瞬の喜びというのは
何事にも代えがたい物があった」
一見、アームレスリングというと腕だけを
使っているように見えるが、違う。
下半身の力を体幹を通じて腕へ伝えたり、
背中や胸など上半身の筋肉を固めて圧倒的なパワーを
生み出したりしながら、それら全身の力をどう
「一点に集中」させるかが勝敗をわける。
(植松政憲さん)
「例えば腕が最強に強い人に勝とうとするので、
あれば全部複合で使えたほうが勝利に近づくというか勝てる」
植松さんは去年9月からのウエイトトレーニングで
筋肉を増やし、現在の体重は97キロ。
またそれに合わせて、全身のパワーが集中し
強烈な力を生み出す鍵となる「手首周り」の腱や骨も強化した。
極限まで鍛えた過去最強の左腕で狙うのは、前人未到の5階級制覇。
去年、作った「史上初」の記録を自ら塗り替えるため
自分自身への挑戦が続く。
(植松政憲さん)
「頑張ってきたことに無駄なことはない。
挑戦しなければ何も残らない。
ただやらないで『あの時やっておけばよかった』
となってしまうのであれば挑戦して、
その先のストーリーにつなげていく。
負けて失敗というよりは次勝てばいいので、
挑戦し続けることが一番の成功」