県内唯一の動物園、河北町児童動物園に
クマを飼育・展示するための「クマ舎」が完成した。
クマの出没や被害が県内でも相次ぎ、
「害獣」と認識されている中、
町では多くの人に見てもらい
クマの生態に理解を深める場にしたいとしている。

(重松沙恵リポ)
「動物園に入ってすぐ、一番最初に目に入る場所に
完成したのがこちらのクマ舎。来月クマがやって来る」

河北町児童動物園に26日完成した「クマ舎」。
今回新たに飼育するのは、県内で4年前に保護された
ツキノワグマのメス1頭だ。
現在4歳で、体長およそ1メートル。
衰弱した状態で子グマのときに保護され、
回復した後も山に帰すことができなかった。
県からの打診を受け、動物園で飼育することにした。

(河北町商工観光課・増川英司課長補佐)
「以前、河北町児童動物園でクマを飼育していたので、
その経験を見込んでだと思う。
(今は)おりで保護されているが少し狭いということで、
動けないような状態になっている。
こちらに来て大きな檻で飼育していきたい」

動物園は、県内に7カ所ある野生鳥獣救護所の1つ。
現在展示しているおよそ30種・130の動物のうち、
4割ほどが救護されて園に来ている。
動物園では、1985年ごろから2021年にかけて
メスのツキノワグマを飼育・展示していた。
その経験も踏まえて今回新たなクマ舎を新設。
縦7.1メートル、横4.5メートル、高さは3メートルで、
以前飼育していた時より、ひと回り大きくなった。
そして水浴び場は3倍の広さに。
安全面では、扉を二重構造にするなど、
飼育員がクマと接触しないよう工夫されている。

(河北町商工観光課・増川英司課長補佐)
「あちら(1枚目の扉と2枚目の扉の間)に飼育員が来る。
まずはこちらの部屋の中にエサなどをセットして、
こちらの扉が開いた状態でクマが入って来るので
入ったところで閉めて檻の中にクマがいない
状態で飼育員が入って来て掃除をする」

動物園にクマがやってくるのは5年ぶり。
町は、クマを見ることで「生態を知ってほしい」と話す。

(河北町商工観光課・増川英司課長補佐)
「山から出てくるクマは怖いかと思うが、
こちらのクマは十分管理したクマなので、
ぜひかわいらしさ・クマの愛らしさなどを見てほしい。
生態なども見てもらってクマを理解してほしい」

クマは4月中に河北町児童動物園に来る予定で、
早ければ5月に見学できるようになるということだ。

さくらんぼテレビ
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