秋田県横手市にある雄物川高校男子バレーボール部の前監督が部員に体罰をしていた問題を受け、秋田県教育委員会は27日、体罰問題についての検証内容や再発防止に向けた取り組みを公表しました。

この問題は、横手市の雄物川高校男子バレーボール部の前監督が2023年4月から2025年9月までの間、学校の体育館などで複数の部員に対し平手やこぶしで殴ったほか、腹を蹴ったりボールをぶつけるなどの体罰や「ばか」などの暴言を行っていたものです。

前監督は2025年11月、懲戒免職処分となっています。

これを受けて県教育委員会は、明るみになった体罰に関する検証や再発防止に向けた取り組みをまとめ、27日に公表しました。

それによりますと、前監督は指導を始めた2年後の2016年、保護者からの情報提供により部員への体罰や不適切発言が明らかになり、県教育委員会から「訓告」の指導を受けていました。

その後も前監督の暴力や暴言に関する情報が外部から寄せられ、県教育委員会は、前監督に注意喚起するなどの対応を行っていました。

このように、前監督が指導を受けた後に情報が寄せられていたにもかかわらず、事実認定に至らなかったのは、これまでの調査に構造的な欠陥があり、学校側の部員への配慮や前監督からの心理的支配への理解が不足していて、県教育委員会に体罰の根絶に向けた姿勢が欠けていたとしています。

県教育委員会はこのような状況から、これまでも実施してきた「アンケート」については、個人が特定され声が上げにくい現状もある記名式を、無記名でも調査できるよう改善する。学校任せにしない体制の整備や外部の視点を入れた指導の構築など、新たな再発防止策を2026年度から実施することにしています。

秋田テレビ
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