アメリカとイランの戦闘が長期化するなか、影響を受けているのは原油だけではありません。

この時期需要が増える、あるアイテムにも影響が及びそうです。

勢いよく空に舞い上がるバルーン。

この時期、卒業式や入学式などのセレモニーに花を添える演出ですが、いま中東情勢の悪化で、ある懸念が広がっています。

*ブルーラビット 長崎順子さん
「風船はヘリウムガスを使用するが中東情勢を踏まえてヘリウムガス入手困難の状況になるのが不安」

バルーンに使われるのは、空気よりも軽いヘリウムガス。

日本では採取できないため、すべてアメリカやカタールなどからの輸入に依存していますが、中東情勢の悪化でホルムズ海峡が事実上閉鎖されていることから、供給に不安が広がっています。

*ブルーラビット 長崎順子さん
「4月、5月位から入りにくくなったり価格が上がるという情報が入ってきている」

ヘリウムは人命に関わるMRIなどの医療分野でも使われ、入手が困難となれば、真っ先にバルーン業界への供給が制限される可能性があるといいます。

こうした状況を踏まえ、富山市でバルーン事業を展開するこの会社では、3月上旬、ヘリウムガスの備蓄を行い、年間に使用する3分の2の量を確保したということです。

*ブルーラビット 長崎順子さん
「実はコロナ禍やウクライナ侵攻が始まったころにヘリウム不足に苦労した経験がある。その経験を踏まえて今回の情勢が変化したと同時にすぐに対応した」

現在、バルーンの発注には問題なく応えられるものの、事態の長期化を見据え、ヘリウムガスを使わない演出も積極的に提案しているといいます。

富山市のガスメーカーによりますと、現在、ヘリウムガスの供給を制限する状況ではないものの、これまでにカタール産のガスを扱うメーカー1社からの入荷が止まるなど影響が出始めているということです。

富山テレビ
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