去年4月、長崎県壱岐沖で3人が死亡した医療用ヘリの事故原因を調べている国の運輸安全委員会は26日、飛行中に機体の不具合が生じ、「機長が空中分解する可能性を考え不時着水した」ことなど調査の経過報告を発表しました。
この事故は去年4月、佐賀市のエス・ジー・シー佐賀航空が運航する医療搬送用のヘリが長崎県壱岐沖に不時着水し医師など3人が死亡したものです。
事故原因を調べている国の運輸安全委員会は26日事故発生から1年以内に調査を終えることが難しいとして調査の経過を報告しました。
報告では、対馬空港を離陸した17分後に機体の後ろの方から短時間の異音と振動が発生したとしています。
これを受け機長は空中分解する可能性を考え、緊急用フロートを広げて海に不時着水を行ったが横転したということです。
運輸安全委員会は、引き続き事故の原因究明や再発防止策の検討を行うことにしています。
また、ヘリを運航していたエス・ジー・シー佐賀航空は、操縦士に緊急時の対応を確認したほか機体の点検を行うとともに「事故調査に全面協力する」ととコメントしています。