沖縄県の辺野古沖で船が転覆し修学旅行中の同志社国際高校の生徒が死亡した事故で、学校側が当時、波浪注意報が発表されていたことを確認していなかったことがわかった。
学校側は事故翌日の記者会見では「注意報が出ていたことは確認していた」と説明していた。
また菊地幸夫弁護士は、この事故の際、引率の教師が乗船していなかったことについて「乗船していれば転覆した時に亡くなった女子生徒がいないことに早く気づけた」可能性を指摘。
学校側が「安全配慮義務違反」に問われるかどうかについて、「可能性としてはあると思います」と述べた。
■学校側説明は変遷「歯量注意報」“確認していた”が“確認に至らなかった”
今月16日、名護市辺野古沖で、同志社国際高校の生徒を乗せた船2隻が転覆し、
高校2年の女子生徒(17)と船長(71)が死亡した。
当時現場周辺では波浪注意報が発表されていましたが、学校側は25日の保護者説明会で、「注意報が出ていたことを確認していなかった」と明らかにした。
学校側の説明(25日の保護者説明会):少なくとも警報が出ていないことは確認をしていた。注意報が出ていたということの確認には至らなかった。
学校側は事故翌日・17日の会見で、「波浪注意報が出ていることは確認していたが、出航の判断は船長に任せた」としていて、認識を改めた形になる。

■引率教員を同乗させず「安全配慮義務違反に問われる可能性がある」と菊地弁護士
菊地幸夫弁護士は、この学校側が注意報の確認状況について説明を替えたことについて、次のように指摘した。
菊地幸夫弁護士:どうして一旦は『確認していた』と発表していたものが『確認していなかった』と変遷したのは、なぜなのでしょうか。仮に、隠蔽というような意図があるとすれば、ちょっと大きな問題だなと思います」
そして同志社国際高校が船に乗る際、引率の教員を同乗させていなかったことは「安全配慮義務違反に問われる可能性がある」と述べた。
菊地幸夫弁護士:教員が船に乗っていなかったということですが、例えば転覆した場合、教員なら『誰々いるか?』と、亡くなった女子生徒いないということに早く気づけた可能性があります。それが誰もいなかった。あとは生徒さんだけ。
そういう『全体を見ることが難しい状況だった』ということになると、『なぜいなかったのか』、そこが責任を問われる可能性はあると思います。
(関西テレビ「newsランナー」2026年3月26日放送)

