24日、秋田市で初めての試みが実施されました。その名も「秋田市を変えろ!市長即決ピッチ2026」。沼谷市長の公約の一つでもあるスタートアップ支援の一環で、市の課題解決や強みを生かすアイデアを広く募って、市の施策に取り入れようというものです。
募集したテーマは、課題解決型としては▽生活圏のクマ出没を抑制する方法▽地域の移動手段の確保など。成長支援型としては▽観光の推進▽商店街の人の流れの把握と集客力の強化などです。
応募があった24社の中から書類選考を突破した11社が市長の前でプレゼンし、選ばれた会社は市と共同で実証事業に取り組みます。
どんなアイデアが採用されたのでしょうか。
24日の選考会では、県の内外の11社が市長の前で舌戦を繰り広げました。
音とAIを組み合わせてクマを検知したり、人の声でクマを追い払ったりする仕組みを開発した企業は、会社の強みを生かしたアイデアを提案しました。
SHIN4NY・工藤春香代表取締役:
「1つ目は音だけで鳥獣の出現と方向を検知するアイデア。大事なのは、夜でも見えなくても音だけで検知できること。2つ目は音声フェンス。動物が音に慣れるのが課題だが、慣れない音声で追い払う」
プレゼンに対し、審査員を務める沼谷市長が鋭く切り込みます。
秋田市・沼谷市長:
「人間の悲鳴や怒鳴り声を使った音声フェンスでクマは逃げるのか、フェンスになるのか。音の効果など試行錯誤はどのようにやっているのか」
SHIN4NY・工藤春香代表取締役:
「人間がそこにいるのではないかという声が対策に近くなることを聞いている」
審査の結果、官民一体となって子育てを支援する取り組みや、シェア型タクシーなど4件が採択されました。4社は、4月から市と共に実証事業を進めます。
FUN SPIRITS・日景太郎代表取締役:
「採択されたことはうれしい。秋田で仕事をする中で、結果を出すことが難しいと思っている。一過性にならないように、この事業の種が複数年継続していくように頑張りたい」
沼谷市長:
「いろんな知恵と知識とアイデアが交流しながら新しいものが生まれていく。第2回、第3回とやっていく中で『自分たちもこういう提案をしてみたいな』と思う若い人に頑張ってもらい、市が後押しする。その循環をしていきたい」
実証事業は、秋ごろをめどに途中経過が報告されます。