岩手県教育委員会と矢巾町が南昌みらい高校の新たな体育館を共同で整備する計画が中止になった問題で、県教委は1億5000万円余りの支払いを町に求める調停を、裁判所に申し立てる方針です。
2つの高校が統合し2025年度誕生した南昌みらい高校では、現在(2026年3月時点)の体育館が手狭であることから、県教委と矢巾町が2024年、共同で学校の隣に新たな体育館を建設する覚書を締結しました。
しかし、建設費用の負担割合について双方の折り合いがつかず、県教委は県単独で体育館を建設することを決定、2月18日、町に覚書の解除を通知するとともに、業者に支払った設計委託料など1億5000万円余りの賠償を求めました。
これに対し町は3月23日「賠償には応じられない」と回答したことから、県教委は賠償金の支払いを求め裁判所に調停を申し立てる方針で準備を進めていて、今後、関連の議案を県議会に提出するということです。
県教委の山崎重信学校施設課長は「町の回答の内容を精査した上で、必要な対応を取る」と話しています。
一方、矢巾町は「法的な根拠を整理して対応していく」としています。