日米首脳会談で、トランプ大統領がホルムズ海峡での貢献を求めてきたことを巡って、高市総理は「日本の法律の範囲内でできることとできないことがある。これについては詳細にきっちりと説明した」と話しました。
これについて関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」で橋下徹氏は「日本の法律の範囲内」という点について、「平和安全法制など日本の法律は憲法9条に基づいている」と見解を示し、「高市総理や自民・維新は憲法9条に頼っていいの?」と指摘。
「『自分たちの意思で、自分たちの国は自分たちで守る』という『普通の国』にすると、ずっと言ってきたのに、その根幹の部分を曲げていいのか。日本は『憲法9条』で逃げた。そういう国でいいんですね?」と厳しく論評しました。
■橋下氏「トランプ大統領に真正面から議論できないからと言って憲法9条に」
【橋下氏】「特に高市さんや維新は『この憲法9条こそが日本をダメにしてきたんだ』と。『アメリカに押し付けられた憲法で、日本をダメにした元凶が憲法9条だ』ということをずっと言ってきた人たちですよ。
自民党は憲法9条2項=戦力不保持を全部削除して、『日本は戦力を持てますよ』というところまで行くかどうかは、まだ議論中。維新は『国防軍まで作れ』という考え方。
そこまで言っている人たちが、今回トランプ大統領に真正面から議論できないからと言って、憲法9条に(頼るのか)。
『日本の法律の範囲内でできること、できないことがあるということを説明した』ということですが、平和安全法制、『存立危機事態』とか『重要影響事態』というのは全部憲法9条に基づいています。
トランプさんには『自分たちは嫌ではない』と、『トランプさんに反対するつもりはない』、トランプさんをむしろ『すごい。すごい』と持ち上げておいて。
『いや、でも憲法9条があるから、行けないんですよ』というのが今の日本の主張の仕方、外交のやり方ってことでしょ。
もう『そういう国なんだ』と認識するんだったら、僕はそれありだと思います。
ただ、高市さんや自民党の多くの国会議員、維新の国会議員は、『そういう日本を変えていこうよ』と言っていたのに、憲法9条を持ち出すって…」
■「日本は『憲法9条』で逃げたんですよ」と厳しい指摘も
ここで番組の青木源太キャスターが「それがまさに、高市総理が出発前に話していた『したたかな外交』なのでは」と指摘すると、橋下氏はさらに厳しく指摘します。
【橋下氏】「だって、『“したたか”ということをやめよう!』と。『普通の国になろう』と(言ってきた)。
『普通の国』というのは、『自分たちの意思で、自分たちの国は自分たちで守る』。ずっと言ってきた、根幹の部分を『したたか』で曲げてしまうの?
世界各国で普通の国には見られないですよ。世界各国はみんな、真正面からこの戦争に参加する価値があるのかどうなのか。
自分たちの力があるのかどうなのかということをトランプさんたちと議論して、ケンカになっちゃっている。
日本は『憲法9条』で逃げたんですよ。そういう国でいいんですね?」
■「自分の意思で『ここは出せません』という意思を伝えるべき。それが普通の国」
そして「日米首脳会談の結果は指示する」と評価したものの、「自分たちの意思で『出せない』と伝えるべきだった」と結論付けました。
【橋下氏】「僕は外交の結果は、結論は支持していますよ。ただその断り方のところで、憲法9条を出すのではなくて、ちゃんと自分の意思で『ここは出せません』という意思をしっかり伝えるべきだと。それが普通の国だと僕は思っている」
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年3月25日放送)
■憲法9条の内容を改めて
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。