3月15日から天草・芦北地方で地震が相次いでいて、3月21日夜にも最大震度4を観測する地震が発生しました。3月15日から23日までに『震度1』以上の地震が40回を超えていて、専門家は「今からでも遅くないので、地震への備えをしてほしい」と呼びかけます。
3月15日から天草・芦北地方で相次ぐ地震
3月15日の深夜、天草・芦北地方でマグニチュード3.9の地震が発生し、水俣市で最大震度4を観測。この地震以降、周辺では地震が相次いでいて、21日夜にも震度4を観測する地震がありました。

福岡管区気象台は23日に防災情報を発表。3月15日以降、この周辺では「地震活動が活発になっている」として注意を呼びかけています。最初に震度4を観測した3月15日から23日正午時点で、天草・芦北地方では〈震度1〉以上の地震が42回です。

長崎県島原市にある九州大学地震火山観測研究センターです。九州各地に、体に感じない微細な地震を検知できる地震計を設置し、観測を続けています。九州大学・地震火山観測研究センターの松本聡センター長は「今回の活動が日奈久断層全体と全く無関係とは思わない。何らかの影響を受けて起こっている活動だと思う」と話します。
『Sランク』の活断層との関連は
こちらは3月15日以降の実際の観測データを地図に落とし込んだもの。天草・芦北地方で体に感じない地震も含め、約700回の地震を観測しています。震源は、津奈木町の沿岸部に集中していて、センターではこの周辺に臨時の地震計を設置し観測を強化しています。

一連の地震が起きている地域は日奈久断層帯の南側、『八代海区間』の周辺です。日奈久断層帯の南側は、熊本地震の前よりも地震活動が活発になっているとみられていて、国は地震の切迫度が最も高い『Sランク』の活断層と評価。

特に『八代海区間』は今後30年以内の発生確率が最大16%で、想定される地震の規模は熊本地震の『本震』に匹敵するマグニチュード7.3です。

松本センター長は「同じ震源の所で多く地震が起こっているので、揺れに対する備えが必要。今からでも遅くないので家具の固定や避難路の確保、確認をしていくことが大事」と話しました。
(テレビ熊本)
