富山地方鉄道「本線」の存続について話し合う会合が昨夜開かれ、あいの風とやま鉄道との並行区間を維持する場合と廃止する場合の費用の試算結果が示されました。

富山県は、半年後を目途に方向性をとりまとめたいとしています。

24日夜、滑川市役所で行われた検討会では、あいの風とやま鉄道と並行して走る、富山地方鉄道の滑川ー新魚津間を維持した場合、廃止した場合の費用の試算が示されました。

1つ目のパターンは滑川―新魚津間を現行のダイヤで維持した場合。

2つ目は、乗客を乗せた営業運行を廃止しつつ、車両検査のため線路を維持した場合。

3つ目は、運行そのものを廃止し、将来的に線路を撤去する場合です。

今後10年でかかる合計の費用は、現行維持の場合が最も抑えることができ、およそ136億円。

最も費用がかさむのは、運行を廃止して線路を撤去する場合で、180億円ほどに上ります。

一方、10年後の営業収支は線路を撤去する場合が最も改善され、年間7.4億円のマイナス。

現行維持の場合は8.8億円のマイナスになる見込みです。

試算を受け、黒部市の武隈市長は、「並行区間を廃止しても費用対効果はないことが見えた」と述べた一方、上市町の中川町長は「全線が運行できる状態でないと地鉄の機能が十分に発揮できない」と述べました。

*富山地方鉄道 中田邦彦社長
「富山地鉄としては継続するのかやめるのかというパターンしかなかった。検討されていることについてはコメントすることはない。ただ鉄道を分断するのはコスト的には非常にかかると思っている」

本線については新年度から、学識経験者を交えた県が主体となる検討組織で議論されることになっていて、新田知事は、国の再構築事業の実施を目指し半年後を目途に方向性をとりまとめたいとしています。

富山テレビ
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