2024年、高知市で水泳の授業中に小学生が亡くなった事故で、業務上過失致死の罪に問われた27歳の元教師に高知地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

高知市の長浜小学校4年生だった松本凰汰さん。2024年7月、南海中学校で行われたプールの授業中に溺れて亡くなりました。

当時、4年生の担任だった27歳の元女性教師に25日、判決が言い渡されました。

稲田康史裁判長:
「被告人を禁錮1年4月に処す。3年間その刑の執行を猶予する」

判決によりますと元教師はプール全体を監視せず、事故を防ぐ注意義務を怠り凰汰さんを死亡させたとしています。

争点は量刑です。これまでに検察は「事故は予見できたのに注意義務を怠った」として禁錮1年6カ月を求刑。弁護側は「被告の過失の程度は大きいとは言えない」とし、執行猶予を求めていました。

25日の判決で稲田康史裁判長は「泳力が乏しい被害児童に対する適切な監視監督を行うという基本的義務を怠って事故を発生させた。過失の程度が軽いとは言えず厳しい非難を免れない」と指摘。

一方で「被告は当初からすべての事実を認めて反省と謝罪の気持ちを示している」として禁錮1年4カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。

判決後、凰汰さんの両親が報道陣の取材に応じ「納得はできない。凰汰の一生は先生たちによってなくなった。一生かけて償ってほしい」と心情を吐露しました。

この事故をめぐっては、ほかに当時の校長、教頭、担任の3人が起訴されていて今回が初めての判決です。元校長の裁判は4月27日、結審します。

高知さんさんテレビ
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