3月25日に予定されていた天皇皇后両陛下と長女の愛子さまによる岩手県内への訪問は、両陛下の体調が優れず延期となりました。
懇談する予定だった人たちからは両陛下を気遣う声が聞かれました。

天皇皇后両陛下と長女・愛子さまは、3月25日から1泊2日の日程で岩手県と宮城県の訪問を予定されていましたが、宮内庁は24日、両陛下に風邪の症状があるとして、延期を発表しました。

今回の訪問は、東日本大震災の発生15年にあたり、愛子さまと共に被災地に心を寄せていきたいという両陛下のご希望により計画されたもので、25日は大槌町と大船渡市を視察した後、被災者との懇談が予定されていました。

延期の発表から一夜明け、懇談する予定だった人からは両陛下を気遣う声が聞かれました。

大船渡市赤崎町の大畑養一さん(64)は、東日本大震災で3歳下の妹を亡くし、2025年の大規模な山林火災では住宅が全焼しました。
災害の記憶を風化させないことの大切さを伝えたいと話します。

大船渡市赤崎町 大畑養一さん
「両陛下と愛子さまが被災地に心を寄せていただいていることに本当に感謝申し上げまして、一日も早く回復することを望んでいる。次の世代に若い人たちに、こういう思いをさせないよう伝承が必要」

大船渡市赤崎町の袖野雄さん(46)は、震災と山林火災で2度も住宅が全壊した自身の経験を踏まえ、多くの人が二重の被災をしながら復興へ歩んでいることを天皇ご一家に伝えたいと語ります。

大船渡市赤崎町 袖野雄さん
「公務でご多忙だと思いますので体調の回復に努めていただきたい。同じような災害が起きるかもしれないので、記憶を風化させないよう思い出してほしい」

宮内庁は今後、ご訪問の日程を再調整することにしています。

岩手めんこいテレビ
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