病院や福祉施設で提供される食事を一括で調理できる施設が、秋田市に完成しました。「チルド食」として配送され、栄養面だけでなくおいしさにもこだわっています。
秋田市山王に完成したのは、秋田キャッスルホテルが運営する集中調理施設です。病院や福祉施設で提供する食事を専門に調理する施設で、より低い温度で冷蔵する「チルド食」として製造します。
施設には、加熱調理した食事を急速に冷やすことができる冷蔵庫が備えられ、その後、専用の機械でパック加工されます。
ホテルが食事を提供するのは、県内40以上の病院や福祉施設です。
これまでは病院や施設にホテルのスタッフが常駐し、現地で調理から提供までを行ってきました。しかし、今回の施設の完成で1カ所でまとめて調理できるようになり、作業の効率化や品質の安定化を図ることができます。
品質を維持しながら保冷車で運ばれるチルド食には、ホテルが培ってきた技術が生かされていて、栄養面だけでなくおいしさにもこだわっています。
吉方桃花アナウンサー:
「メインのサバの照り焼きには、サバのうまみがぎっしりと詰まっている。病院で提供される食事は薄味のイメージがあるが、しっかりと塩味がついている」
秋田キャッスルホテル・岸本洋喜社長:
「高齢化が進む秋田。社会的な課題であるが、医療・福祉施設での需要が高まっている。当社は、医療・福祉を食の面から支えるということが重要な責務だと考えている」
ホテルでは4月から、提供する食事の約3割を新たな施設で調理する予定で、今後運用の拡大を目指したいとしています。