黒部市の武隈市長のパワハラに関するアンケートを巡り、武隈市長は25日に自身の言動がパワハラにあたるかを調査する第三者委員会を設置すると述べました。

*黒部市 武隈義一市長
「私の行った言動がパワハラに当たるかどうか第三者委員会を設けて外部の専門家の客観的な調査に基づいて調査する方針を職員に指示した」

黒部市の武隈義一市長は25日報道陣の取材にこのように答え、早々にも第三者委員会を設置し、調査を行う考えを示しました。

黒部市が管理職を対象に先月行ったアンケート調査では、回答した49人のうち55%が武隈市長から「パワハラ行為を受けた」と答え、59%が「部下や同僚がパワハラを受ける場面に居合わせた」と答えていました。

これに対し、武隈市長を支持する市議らは「アンケート結果が一部の報道機関に漏れ、来月の市長選に影響を与えるよう利用された」などと指摘。

市に調査を行うよう求めましたが、市側は「調査を行わない」と回答しました。

これを受け、市議らは強い調査権限を持つ「百条委員会」の設置を求め、情報漏洩について追及する考えでしたが、25日武隈市長がそもそもパワハラにあたるかを調査する第三者委員会の設置を支持したことで、見送ることにしました。

*武隈市長支持派 自民同志会 木島信秋市議
「本件疑惑については必要に応じて専門性を有する外部の調査機関へ委ねることこそが最も適切であるとの判断に至った。しかしながらこれは撤退ではない。今後の調査状況や、行政の対応次第では必要と判断した時点で百条委員会の設置を改めて強く検討し対応していく」

ただ、第三者委員会の調査結果が示されるのは市長選の後になる見通しで、武隈市長はパワハラと認定された場合は、しかるべき責任を取ると述べました。

*黒部市 武隈義一市長
「職員の方にご負担をかけた過剰に認定するかどうかは私はどうこういうものではないのでこれまでにさせてください。認定されればしかるべき責任をとる」

パワハラを巡る問題は、「新年度予算案」の採決にも影響を与えました。

*予算特別委員長 成川正幸市議
「採決の結果、原案は否決されました」

今月18日の予算特別委員会では新年度予算案が「反対多数」で否決されました。

反対したのは市長選で武隈市長を支持していない自民クラブの5人と共産の1人、1人会派の橋詰真知子市議です。

しかし、25日の本会議では、委員会で採決に加わっていなかった成川委員長が賛成。

1人会派の橋詰市議が「予算案の不成立によって市民生活を停滞させるわけにはいかない」と賛成に加わりました。

結局、賛成8人、反対6人で、予算案は可決されました。

*黒部市 武隈義一市長
「原案通り可決して率直に言って良かったと思っている」

来月5日告示・12日投開票の黒部市長選はいまのところ再選を目指す現職の武隈市長と、前の副市長の上坂展弘さんによる一騎打ちとなる公算が大きくなっています。

富山テレビ
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