県議会への忖度とも取れる実態が明らかになりました。
福岡県の幹部職員が加入する任意団体が、会費で県議会議長などのパーティー券を一括購入していたことが分かりました。
◆記者リポート
「県庁の課長級以上の職員で構成される『部課長会』という組織が、給与から天引きされる会費を県議会議長らの政治資金パーティー券の購入に充てていたことが分かりました」
福岡県の部長や課長など幹部職員が加入する任意の親睦団体、「部課長会」。
団体は親睦会や冠婚葬祭に充てるという名目で毎月会費を集めていて、月に数千円から1万5000円が職員の給与から天引きされています。
しかし、県の財務課によると各職員の同意を得ないままこの会費の一部を使い、県議会議長や副議長の就任祝賀会といった政治資金パーティー券の購入を繰り返していたということです。
パーティー券の相場は1人当たり2万円。
数年前に定年退職した県の元幹部は、こう振り返ります。
◆福岡県の元幹部
「お付き合いもあるし、議長らのパーティーなどには基本出席していた。内心は嫌だった人もいただろう」
政治資金規正法では、意思に反してパーティー券の購入費を集める行為を禁止しています。
元県職員でかつてはこの団体に所属していたという服部知事は…。
◆福岡県 服部誠太郎 知事
「部課長会という組織はあったと思います」
Q.その時からそういうシステム?
「そういう記憶はないんですよね。法に抵触する恐れがあるのではないかという疑念を県民の皆様に持たれるようなこと、これはあってはならんと思うので、その経費の支出のあり方も聞いた上で判断をしていかなければいけない」
一方、県議会の蔵内議長は取材に対し、「部課長会という存在は知らなかった。今後はパーティーを案内しない形に早急に改める」と答えています。
部課長会は、各部署ごとに運営されていて去年7月、県の財政課が「法律上問題がある」として各担当者に口頭で注意しました。
これを受け、購入を希望する職員が各自で代金を支払い、その後に会費の積立金から半額または全額を補助する方法にそれぞれ変更したということです。