4月の新生活スタートまであとわずか。
物価高の中、家具や家電をお得に揃える「新たな選択肢」を取材しました。
福岡の街で聞きました。
「新生活アイテム何を買う?」
◆4月から県外で大学生に
「ベッドは自分で買おうと思って。木製にしたかったけど高かったのでやめました」
◆4月から新社会人
「リサイクルショップで机とか、費用を抑えるために回ったり」
「できるだけ安く」「中古も考える」など節約志向の声が多く聞かれました。
本格化する新生活準備。
家具や家電をイチから揃えるとなると、家計への負担は小さくありません。
そうした中、注目されているのが―
◆記者リポート
「こちらには家電がズラーッと並んでいるんですが、この電子レンジ、値段を見ますと2500円です。安いですね!」
800円の空気清浄機に、ベビーカーは1000円!
中には「0円」の椅子まであります。
ここは、宗像市にある「ジモティースポット」。
「ジモティー」はまだ使える不要品を譲り合う地域情報サイトですが、この施設はその仕組みを実店舗として展開したもので去年10月、宗像市と連携し、九州で初めてオープンしました。
座椅子を持ち込んだこちらの女性は―
◆座椅子を持ち込んだ人
「捨てるには費用がかかるので、無料で引き取ってくれると聞いて初めて持ってきた。(手続きは)思ったよりは簡単でした」
持ち込まれた品はスタッフが状態を確認してすぐに店頭へー
同時にサイトにも掲載されます。
持ち込みできるのは宗像市民に限られますが、購入は誰でも可能です。
訪れていたお客さんはー
◆岡垣町から訪れた人
「孫の食卓の椅子を買おうかなと思って」
こちらの白い椅子の購入を決めました。
◆岡垣町から訪れた人
「めっちゃ安い。今800円で買えない。普通のリサイクルショップと比べて全然お安い」
こちらの女性は、コーヒーメーカーを1000円でお買い上げです。
◆鞍手町から訪れた人
「ちょうど良い値段だった。新品で買うと6000~7000円くらいする。お陰様で良い買い物できた」
スマートフォンを片手に入店したこちらの男性はー
◆宗像市から訪れた人
「ウェブを見ていて、大きいバックがありそうなので」
事前にサイトをチェックし、目当ての商品を決めて来店していました。
◆宗像市から訪れた人
「あっこれか、ありました、これかな。(値段は)良いと思う。これが今500円。お得」
さらに、実店舗にしかないこんな仕組みも―
Q.この炊飯器2000円→1500円→1000円とどんどん値段が下がってきてますね
◆ジモティースポット宗像店 宮原杏奈 店長
「一定期間がたつと値段が下がる仕組みになっている。ひとつでも(多く)リユースしたいので、お客様の手の届く価格に」
Q.できるだけ早く
「循環させるというところ」
こうした取り組みにより、今年2月の1カ月間で、宗像市のごみ約9300キロ分が削減されたといいます。
◆宗像市 環境課 櫻井綾乃さん
「オープンした10月末から2月末までで37トンのごみがリユースされている。新生活で家の片付けをされる人が方が多いと思いますが、ごみの削減につながりますので、ぜひジモティースポットを利用してほしい」
誰かにとって不要になったものを次に「使いたい」人へ。
新生活を前に「循環させる」という選択肢が広がっています。
宗像市はゴミの総排出量を2034年度までに年間で2500トン分 削減することを目標にしています。
一方、宗像市の「ジモィースポット」では、このままのペースで行くと年間で110トンのゴミを回収・削減できる見込みです。
つまり、ジモティーだけで既に削減目標の5%近くを達成することになりそうです。