いま桜のシーズンですが、イラン情勢の影響がお花見のグルメにも及んでいるようです。
毎年、全国屈指のにぎわいを見せる東京の上野公園では24日、まだ五分咲きとは思えないほどのにぎわいを見せました。
24日は列島各地で春本番のポカポカになり、愛媛県や宮崎県などで続々と開花が宣言されました。
全国的に4月並みの気温となった24日は都心の最高気温が18.1度まで上昇し、東京の桜は、25日に満開を迎える予想です。
しかし、この満開ムードにイラン情勢悪化の影響が迫っていました。
花見には欠かせないキッチンカーに、原油価格の高騰が直撃しているのです。
キッチンカー・95 BASEの店主は「荒川区から来ている。なるべくガソリンを使わないように心がけている。海外産のお肉を使っていて、船での輸送があるので影響してくるのでは」と不安を語ります。
豚肉を豪快に挟んだバーガーは税込み1000円ですが、「量は基本的に減らさず、容器代だけカットできれば」と、値段や味はそのままにしつつ、コスト削減のため容器を少し小さくすることも考えているそうです。
さらにキッチンカーには欠かせない発電機のガソリン代も重くのしかかり、蓄電池を使った発電機に切り替えることも検討していました。
キッチンカー・95 BASEの店主:
バカみたいに高くなったら、発電機なんか使っていられない。
アメリカのトランプ大統領がイランの発電所などへの攻撃を延期したことで、原油価格は一時大きく値を下げましたが、先行き不透明な情勢に警戒感は続いています。
そして異変は、“物価の優等生”のバナナにも。
バナナシェイクを提供するキッチンカー・SOL TKYOでは、1杯当たり1本のバナナを使ったシェイクを600円で提供していて、多い時には1日100本以上を使うといいます。
キッチンカー・SOL TKYOの店主は「基本的にはフィリピンのバナナ。(徐々に)これから上がる話もある。色んなところで抑えられたら。バナナシェイクも売りだから不安」と話します。
バナナ1kg当たりの平均小売価格は、3月に初めて400円台を超えました。
1kgは約6本なので、3本に換算すると約200円。
原油高の影響で輸送コストが上がった場合、小売価格のさらなる上昇が懸念されています。
キッチンカー・SOL TKYOの店主:
バナナシェイクの容器にふたをしているが、ふたもコストが上がれば取るとか検討せざるを得ない。最終的には価格に上乗せする形をとるしかない。
安さが売りの東京・練馬区のスーパー「アキダイ」では、フィリピン産のバナナ3本の1房、税込み108円で販売されていました。
アキダイ・秋葉弘道社長:
赤字ですね。本数を減らして値段を変えないで売っている。だんだん輸入が上がってきて、国産バナナは今度ある程度狙い目。
子供も大好きだというバナナ。
値上げの波が拡大する中、列島は花見シーズンを迎えることになりそうです。