カキをはじめとした魚介類の卸販売や食品製造などを手掛けていた、石巻市塩富町の有限会社山田商店が、3月23日までに事業を停止し、破産申請の準備に入った。
東京商工リサーチによると、山田商店は1948年創業。
生食用カキやカキフライのほか、ノリや冷凍加工食品などの食品製造・販売を手掛け、2002年3月期には売上高約8億円を計上していた。
2002年、流通業者が韓国産のカキを宮城県産と偽った産地偽装問題が発生し、業界全体が低迷。山田商店は無関係であったが、大きなあおりを受けた。
さらに、2011年3月11日発生の東日本大震災では、津波によって大きな被害をうけた。
補助金や無利息の融資を活用し事業を再開するも、売上高が震災前と比べて半減するなど、売上回復に遅れが生じていた。
2026年3月期に入っても業績好転の見通しが立たず、資金繰りが限界に達したことから、破産申請に踏み切った。
負債総額は2025年3月期末時点で約3億7000万円。