卒業シーズンの今、予約が困難なほど人気の場所があると聞き「イット!」が取材したのは、東京・渋谷の写真スタジオです。
シャッター音が響く小さなスタジオ内に、カメラマンの姿はありません。
ここは自分たちでシャッターを押して撮影する“セルフ写真館”なんです。
プロのカメラマンに撮影してもらう写真館での料金は、通常1万円以上。
それが、こちらのセルフ写真館では40分間撮り放題で1人4200円とお得です。
GENICBOOTH・山田ひかりさん:
カメラマンがいないので、その分皆さんの雰囲気や空気感、プライベートな空間をそのまま写真に収めることができて、低価格で全データお渡しが可能。
「きのうプロポーズしたので、その写真を撮りに来ました」「セルフ写真館しかないエモさみたいなのがある」と話すカップルもいました。
おんぶでパシャリ、花を持ってパシャリ。
さまざまな小道具が用意されているのも、セルフ写真館の魅力の1つです。
利用しているのは、記念日関係の人々だけではありません。
「スマホじゃ撮れない画質。クオリティー高い」と話す利用者。
どれだけ違うのか比較してみると、結果は一目瞭然。
カメラマンがいないだけで、撮影機材はプロ仕様。
その仕上がりの良さと手軽さから、連日大にぎわいです。
こうしたセルフ人気は、写真館だけではありません。
100円ショップ大手のダイソーでひときわ広い売り場面積を誇るのが、ネイル用品です。
ダイソー渋谷マークシティ店・山田華恋店長:
売り上げがすごく伸びてきているので、やっぱりセルフネイルの需要が上がってきている。
セルフネイル歴10年という鈴木さんの部屋には、100均アイテムを中心に、買い集めたネイルグッズがずらり。
シールやネイルチップなど、いろいろ使っても500円もかからずに仕上がるといいます。
セルフネイル歴10年・鈴木さん:
そもそも自己投資でいろんな習い事とかしてるので。(セルフネイルは)自由自在だし、自分がやってる時間もすごく息抜きみたいな感じになるし、あとは本当に安い。
写真館やネイルのセルフブームについて、トレンド分析の第一人者・牛窪恵さんは「時間効率よく何かをやりたいという思いがすごく強くなっているんですが、自分が手間暇かけること自体が価値になって、それ自体も思い出になったりスキルになったりするので、あえてタイパとは対極ですけど、(手間を)かけることの価値がそれだけあるということに気づいたというのがあると思う」と指摘します。