48時間以内にホルムズ海峡を完全に開放せよ。
トランプ大統領がイランに要求したタイムリミットまで、あと15時間足らず。

イラン側は徹底抗戦の構えを崩しておらず、緊張がさらに高まっています。

そうした中、日本の石油連盟会長が23日午後、記者会見。
備蓄がなくなる可能性を問われると「恐ろしくて我々も考えたくない。備蓄あるいは調達手段を最大限やるとしか言えない」と答えました。

さらに会長が指摘したのが…。

石油連盟・木藤俊一会長:
東南アジア諸国は日本のように豊富な備蓄を持つ国ばかりではない。大変な問題だと思う。

春休みの旅行先として人気のタイ・バンコクでは、すでに影響が出ていました。

本場の庶民派グルメが食べられると観光客にも人気の食堂や屋台では、燃料価格の高騰で原材料の輸送費や容器代が上昇しているといいます。

バンコクの飲食店店主:
いろんな物が手に入れるのが難しくなり、価格が30%くらい上がった。プラスチックの容器も高い。

現地のメディアはバンコクの屋台協会が今後、料理の値段を5バーツ、25円ほど引き上げる可能性があると伝えています。

政府はガソリン価格の不当な引き上げや、業者の買い占めなどがないか調査しています。

一方、中東情勢の影響は日本でも。
この春始まったばかりの“ランドセル商戦”に異変が出ているのです。

3連休最終日の22日「イット!」が訪れたのは、東京・足立区のランドセル工房。
来年4月に小学生になる子供たちが、保護者と一緒にさまざまな色やデザインの中から好みのものを選んでいました。

ところが、子供たちが楽しみにしているランドセルにも原油高騰の影響が。

中村鞄製作所・中村徳光さん:
「かぶせ」と言ってこれも人工皮革。ナフサを使っているので、もろに関わってくる。

ランドセルの素材として人気のある人工皮革は、石油製品の「ナフサ」から作られます。

さらに…。

中村鞄製作所・中村徳光さん:
芯材(底材)これも石油製品。隅から隅まで(仕入れ値が)上がる。

中東情勢が長期化すると値上げせざるを得なくなる可能性があるといいます。

ランドセルを見に来た人からは「これ以上高いと家計にも負担がかかるので、きょう買えれば買おうと思う」といった声が聞かれました。

終わりの見えない中東情勢。
トランプ大統領が期限とした48時間は、日本時間24日朝8時44分です。