長野県松本市の住宅型有料老人ホームで提供された食事を食べた入居者と職員あわせて29人が下痢、腹痛などを訴え、検査した結果、ノロウイルスによる食中毒とわかりました。全員快方に向かっているということです。

松本市保健所によりますと、3月14日午後0時半頃、松本市の住宅型有料老人ホームの職員から「施設の給食を食べた複数の入居者と職員が、3月12日から胃腸炎の症状を訴えている」旨の連絡がありました。

患者は、この施設で調理し、提供された食事を食べた入居者と職員あわせて男女29人(20代~70代以上)が、3月12日午前5時頃から、下痢、嘔吐、発熱、腹痛などの症状を訴えたということです。このうち12人が医療機関を受診しました。

長野県が行った検査で、患者の便と調理従事者の便からノロウイルスが検出されたことなどから、保健所はこの施設で調理、提供された食事を原因とするノロウイルスによる食中毒と断定しました。

保健所はこの施設の給食業務受託事業者に対し、3月23日から25日まで、3日間の営業停止を命じました。

患者は全員快方に向かっているということです。

【患者へ提供された主なメニュー】
(3月11日夕食)
ぶりの照り焼き、大根とフキの煮物、キャベツとホタテのサ
ラダ、ごはん、味噌汁など

■予防方法は

【ノロウイルスによる食中毒】松本市保健所より
ウイルスが蓄積した二枚貝を生や加熱不足のまま食べた場合、 ウイルスに感染した人が用便後などによく手を洗わず調理し、二次汚染された食品を食べた場合に発生すると言われています。

また、ウイルスに感染した人の嘔吐物等の処理が不十分だった場合、その場所からウイルスが 広がり、直接人の口から取り込まれて感染する場合があります。

【予防方法】
・調理前、トイレの後、介護等で汚物を処理した後は、必ずよく手を洗いましょう。
汚れの残りやすいところ(指先、指の間、爪の間、親指の周り、手首)は、ていねいに洗いましょう。

・盛りつけ等で直接食品に触れる際は、使い捨て手袋を使用し二次汚染を防ぎましょう。

・ノロウイルスの汚染が疑われる食材を調理する場合は、十分に加熱(中心温度
85~90度、90秒間以上)しましょう。

・調理する人は体調管理に努め、体調が悪いときは調理に従事することを控えましょう。

・調理器具からの二次汚染に気をつけましょう。

・嘔吐物、糞便等は、嘔吐物等が乾燥してウイルスが拡散することのないよう速やかに1000ppmの次亜塩素酸ナトリウムを使って消毒しましょう。

長野放送
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