26年春に近隣校と統合を控える県立大洲農業高校・園芸バイテク部
まもなく4月に市内の大洲高校と統合を控える大洲農業高校の園芸バイテク部。部員たちは植物とまっすぐ向き合い、丹精込めて花を咲かせる。
1年 長尾彩海さん:
「この建物は温室と呼ばれる場所です。こちらの温室では園芸バイテク部が、エビネランやシンビジウム、カトレア、コウモリランなどを中心に栽培しています」
長尾さんが紹介してくれた温室。ここが大洲農高・園芸バイテク部の活動場所だ。
美しく咲き揃っているのは、色も形も様々なラン科の多年草『シンビジウム』。200以上あるというこの鉢植えは、部員たちが校内や地域のイベントなどで販売する。
茎は傷がつきやすいため、細心の注意で作業
「花に手が当たったりしてポロリと落ちてしまう場合があったり、きつく締めあげると茎が傷ついてしまうので、注意しながら作業を行います。だいたい3千円ぐらいの結構高価な花なので」
作業には、最新の注意が必要なのだという。
また、別の1年生 平井希美さんが紹介してくれたのは、クリーンベンチが10台設置された「クリーンルーム」。クリーンベンチとは、無菌状態で植物の植え替えに使うバイオテクノロジーには欠かせない設備だ。

「バイテク」とは「生物学」と「技術」をかけ合わせた「バイオテクノロジー」
4人の部員が所属している『園芸バイテク部』。この名前「バイテク」とは「生物学」と「技術」をかけ合わせた「バイオテクノロジー」の略称だ。この技術を使って栽培が難しい植物の研究などを行っている。
部員らは、培養する植物にカビが生えないよう、消毒したり熱で殺菌しながら苗を人工的に育てている。「培養室」は、一年中20度から25度の温度に保たれているそうだ。
この中で、『無菌栽培』などの技術を使い、エビネやウチョウランといった希少な植物も育てている。

園芸バイテク部の新たな歴史が始まる
2年生の一山彩音部長は「卒業したらできないことも沢山あるので、ここで色々勉強しておきたい」と語る。
「大農」と呼ばれ親しまれてきた大洲農業高校は、26年4月に大洲高校と統合する。今、部活動で使っている校舎は解体が決まっているが、新たなバイテク実習室が完成する予定だ。
「大洲農業高校園芸バイテク部の青春とは“仲間とともに花を咲かせること!”」と語る部員たち。
まもなく園芸バイテク部の新たな歴史が始まる。

