まるで生きているかのように表現された「ボタニカルアート」。高知県立牧野植物園で3月14日から始まるボタニカルアートの企画展には、日本とインドネシアの植物画家による作品85点が展示されています。

ボタニカルアートとは植物を綿密に観察し、つくりや形などを正確に描く絵画のこと。図鑑の挿絵として発展し、芸術としてもその美しさを楽しむことができます。

植物を精密に描くといえば牧野富太郎博士。会場には牧野博士の「ヤマザクラ」も展示されています。牧野博士の孫弟子が描いた作品もー

三木優花アナウンサー:
「日本の街を美しく飾りはかなく散っていくサクラ。その一瞬の美しさを写真と見間違えるほど正確に、繊細に描いています」

この作品を描いたのは40年近くサクラを描いてきた植物画家の石川美枝子さん。花びらの先に向かって少し色が濃くなる様子まで忠実に表現されています。

しなやかに枝を垂らす「シダレザクラ」を描いた作品も。400個のつぼみと花が描かれている「ジョウロウホトトギス」は1年もの月日をかけて制作されました。

ほかにも牧野博士が140年前に越知町で発見し命名した植物も。植物が持つ光沢感など質感まで忠実に描かれています。

牧野植物園 植物研究課長・藤川和美さん:
「牧野博士は植物図の名手というふうに言われています。現代まで受け継がれている植物図、ボタニカルアートの世界をみなさんに楽しんで見ていただきたい」

企画展は県立牧野植物園で3月14日から5月24日まで開催されます。

高知さんさんテレビ
高知さんさんテレビ

高知の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。