4月、桜島では8つの小中学校が統合し、鹿児島市では初めての小中一貫義務教育学校、桜島学校が開校します。

これに伴い、閉校する3つの学校の合同閉校式が11日行われ、卒業生たちが、それぞれの学び舎に別れを告げました。

「これ、仮装行列の時(の写真)」

机に広げられたアルバムの数々。

それらを懐かしそうに眺めるのは、桜島にある3つの学校、鹿児島市立高免小学校、黒神小学校、黒神中学校の卒業生です。

現在、桜島にある8つの小中学校は、この春新たに開校する小中一貫の義務教育学校、桜島学校に統合されます。

それに伴い、各学校はそれぞれの歴史に幕を下ろします。

11日は黒神小学校、黒神中学校、そして1993年から休校が続く高免小学校の3校合同の閉校式が行われました。

閉校式に出席したのは黒神小の全校児童2名と、黒神中の全校生徒2名、そしてそれぞれの学校の卒業生や地域の人など、約100人です。

式では、黒神小学校の浦口航さんと黒神中学校の田中彩希さんが、たくさんの思い出が詰まった学校にそれぞれ感謝の言葉を贈りました。

黒神小・浦口航さん
「4年生の時、僕はこの学校へ転校してきました。当時の児童は僕1人。1人になって心細かった時、僕を支えてくれたのが先生方や地域の皆さんでした。皆さんが優しく接してくださったおかげでかけがえのない居場所になりました」

黒神中・田中彩希さん
「4月から桜島の小中学校はひとつになり、新しく『桜島学校』がはじまります。形は変わっても、私たちが守ってきた、この椿油の行事や、どんな(火山)灰にも負けない黒神の誇りを、ぜひ新しい学校でも受け継いでいってほしいと願っています」

そして…学校のシンボル、校章が入った校旗を鹿児島市教育委員会に返納。

最後は、それぞれの学校の校歌を歌って学び舎に別れを告げました。

高免小卒業生
「何十年ぶりだったんですけど、音楽聞くと(歌詞)が出るので、すごいなと思って。すごく寂しいけれど、懐かしさもよみがえってきた」

黒神小・中卒業生
「誰しも考えるのは一緒だろうけど寂しいですね。桜島がある限りはあってほしかった」

黒神中学校・田中彩希さん
「地域にあまり子どもがいないことが分かっていたので、自分が最後の卒業生になることに違和感はなかったけれど、一緒に卒業できる同級生がいてよかった」

黒神小学校・川畑千華さん
「さみしい気持ち。新しい友達(を作りたい)」

明治、大正、昭和そして令和と、多くの児童生徒を見守ってきた学校。

惜しまれながら、その役目を終えました。

4月からはいよいよ新たに開校する桜島学校が子どもたちの成長を見守り続けることでしょう。

鹿児島テレビ
鹿児島テレビ

鹿児島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。