長野県栄村で最大震度6強を観測した地震から3月12日で15年です。経験を語り継いでいこうと、村主催の講演会が開かれました。
栄村の文化会館で開かれた講演会。講師を務めたのは、県北信建設事務所の整備課長・宮本吉寿さんです。
語ったのは、15年前のあの出来事です。
県北信建設事務所・宮本吉寿 整備課長:
「東日本大震災があった後、私の身近で地震が起きたことにびっくりした」
東日本大震災の翌日の2011年3月12日未明に発生した県北部地震。
栄村では、最大震度6強の揺れを観測し、住宅33棟が全壊しました。
多くの住民が避難生活を余儀なくされ、ストレスなどで3人が災害関連死と認定されました。
地震直後から被害状況の確認などのため栄村に入った宮本さん。写真を見せながら当時の状況を説明し、災害を通じて感じたことなどを話しました。
県北信建設事務所・宮本吉寿 整備課長:
「(パトロール中に)たまたま地元の人が来て『この先、橋が落ちちゃっている』と教えてくれた。(周囲が見えない)夜間の避難は危険。明るくなってからの避難が良いのではないか」
まだ多くの雪が残る栄村。地震から15年がたち被害の爪痕は残っていません。
ただ、過疎化が進み、人口は地震直後から800人以上も減りました。
記憶の継承が課題となる中、村は3月12日を「栄村防災の日」に定め、毎年、地震に関する講演会を開いています。
村民:
「(15年は)長いようで短い時間だった。もう一度、見直さないといけない。またいつ災害が来るか分からないので」
村民:
「風化という言葉があるが、させてはいけないこと」