緊迫度を増す中東情勢は、宮崎を代表するフルーツ、マンゴーの生産農家にも影響を及ぼしています。

ハウスを温めるための重油やビニールなどの資材が値上がりし、生産者は頭を抱えています。


宮崎県内で先月から収穫が始まっている「完熟マンゴー」。

(オカファー エニス 豪 アナウンサー)
「ハウスに使うビニール、マンゴーの収穫ネット。こうしたものにも石油が使われていて、中東情勢の影響を受けているということです」

宮崎市富吉にある横山果樹園では、約60アールの農業用ハウスで毎年10トンの完熟マンゴーを生産しています。
生産者の横山洋一さんがいま一番頭を抱えているのが重油の値上がりです。

(JAみやざき宮崎中央地区本部 マンゴー部会 横山洋一会長)
「来週16日水曜日から1Lあたり3円上がりうちで言うとハウスの数も多い方なので月10万円程の(コスト)アップになる」

夜間でもハウス内を25℃に保つため欠かせない重油。
ボイラーは6月ごろまで稼働させないといけません。

横山さんは、「更なる値上がりの前に重油を備蓄するのも難しい」と話します。

(JAみやざき 宮崎中央地区本部 マンゴー部会 横山洋一会長)
「重油のタンクは2000L入るのが9つ。冬場だと3日から4日で空っぽになる。事前に確保するのはなかなか厳しい状況」

また、農作物ならではの販売構造が生産者を悩ませます。

(JAみやざき 宮崎中央地区本部 マンゴー部会 横山洋一会長)
「農作物に関しては生産者が値段を決められないコスト上昇分を価格に転嫁するのはなかなか厳しい」
「生産者が一番打撃を受ける」

3月11日に高市総理は、国内に備蓄している石油を3月16日にも放出すると表明しました。

石油備蓄の放出が、ガソリン価格だけではなく、重油価格にもどう影響するのか。
生産者は注視しています。

テレビ宮崎
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