民間の信用調査会社・東京商工リサーチによりますと、長野県松本市で農作物の栽培などを手掛ける「於多屋農場」が3月2日、長野地裁松本支部より破産開始決定を受けたことが分かりました。
「於多屋農場」は2005年4月に設立され、元々は農業用資材や肥料販売、パイプハウスの販売施工を主力としていましたが、10年程前からはイチゴやトマトの施設栽培をはじめ、特にイチゴは大手菓子販売チェーンと取引が始まると順調に生産・販売量を増やし、2018年1月期には過去最高となる3億2000万円の売上を計上しました。しかし、その後は資材販売の低迷や退職者が相次ぐなど社内体制が乱れ業績は悪化、2022年1月期には売上高2億円を割り込み数千万円の最終赤字、以降も業績改善が見られず赤字計上が続き財務内容も債務超過となっていました。
こうした中、代表者の体調不良から従業員への給与支払いが難しい状況に陥り、202 5年5月以降は事業停止状態となり、今回の法的措置に至ったということです。
負債総額は約2億400万円ですが、今後変動する可能性もあるということです。